特集①関東から神戸大学へ―私たちが思う神戸大学

あなたは神戸大学をご存知ですか?関東圏在住の中・高校生の皆さんにはあまりなじみのない大学かもしれません。神戸大学は国際都市・神戸に位置し、人文科学、社会科学、自然科学、生命科学から成る文理融合型総合大学です。より多くの中・高校生に神戸大学を知ってほしい・・・その思いから、関東圏から来た神戸大学在学中の学生2人に、話を伺いました。

学生紹介

Iさん (理学部化学科4年生、茨城県出身、2013年理学部3年に編入)

Mさん(経済学部経済学科3年生、神奈川県出身)

―そもそも神戸大学を知ったきっかけは?

I:私は、神戸大学入学以前は高等専門学校に通っていて、当時の進路指導の先生に紹介してもらいました。

M:僕は、両親から教えてもらいました。

―進路先に関東圏の大学は考えなかったのですか?

M:前期で一橋大学を受験しました。神戸大学経済学部は旧三商大(他は一橋大学、大阪市立大学)の一つで、"就職に強い"ということを聞き、後期で神戸大学を受験しました。

I:他大学も検討したんですが、純粋に化学が学べる神戸大学理学部に決めました。

―Iさんは、すでに研究分野も決めていたんですか?

I:最初は物理化学をやりたいと思っていたんですが、理学部のホームページで原子間力顕微鏡(AFM)という測定機器を用いて、実際の原子像を画像として観察する研究をしている先生がいて、とても興味を持ちました。また、乳房の内部にしこりがあるかないかを検査する機器について、乳房にかぶせるだけで何の痛みも伴わずに乳房内部のしこりをすばやく検査することができる機器の開発を行っている先生もいて、そちらも興味を持ちました。後者が今所属している研究室です。

―入学前、神戸大学にどんなイメージを持っていましたか?

M:平地にあると思っていました(笑)

シンポジウムに参加して神戸大学で学びたいと思いました!

―Iさんは、第1回シンポジウム「神戸大学のミリョク」(2013年2月9日開催)に参加して、神戸大学で学びたいと思ったんですよね。

I:高専の先生からシンポジウムを紹介してもらい、先生と参加しました。講演が面白かったです。学生と話せる機会もあったので、生の声を聞けてよかったです。ホームページでは分かりにくい、実際の大学の雰囲気を聞くことができました。それとは別に、今所属している研究室にも一度見学に行きました。

―神戸大学進学を聞いた周りの人の反応はどうでしたか?

M:父はそんなに気にしていなかったですが、母は寂しがっていました。友達は、関東から神戸大学に進学する人は少ないので、珍しがっていました。

I:両親に「何で神戸大学なのか?」と言われ、説得に少し時間がかかりました。

―Iさんは、ご両親をどのように説得したんですか?

I:理学部で編入を受け入れている大学が少ないなか、神戸大学理学部は編入で10人程度受け入れている点、"少人数教育"であることを軸に話しました。普通の大学に行って、地道に勉強するのもいいですが、先生との距離が近い神戸大学で、学びたいと伝えました。Spring-8(兵庫県にある大型放射光施設)を見てみたいなというのもありました。大学院の授業で見学できるんです。

―神戸大学に来てよかったなと思うことはありますか?

M:もし関東の大学だと、だいたい家から通うことになるのですが、今だと一人で生活できる貴重な経験をしています。友達と自由に遊ぶことができるのもいいですね。

I:神戸から大阪まで電車で30分、京都まで1時間程度で行けるところです。でも、一番はやはり"少人数教育"という点です。所属の研究室が理論から社会貢献まで幅広く研究でき、先生がとても親身で距離も近いところがいいですね。私の研究室は全員で5名、少人数なんです。

―現在はどのようなことを研究していますか?

磁気イメージング装置

M:経済地理学のゼミに所属していて、人口減少や高齢化をテーマに、神戸市の今後の人口予測について調べています。首都圏に人口が流出しているなかで、神戸市の人口を今後どう維持させていくかを研究するのは興味深いです。

I:電流を可視化する機器について研究しています。今までは、電池内部の欠陥を調べるためには、電池を壊さなければわからず、製品になった電池の内部を調べるのはとても難しいことで、実質困難でした。そこで電流を可視化できる装置を開発し、電池を壊さずに中に流れる電流を見ることで、欠陥があるかないか、またどこに欠陥があるのかが分かるようになりました。今は携帯等にある薄いバッテリーしか検査できませんが、今後は、これを車に搭載されている大型のバッテリーでも検査できるように改良していきたいです。

―経済学部は三大学学生研究討論会(一橋大学、神戸大学、大阪市立大学)というゼミ対抗で毎年行われる討論会があるんですよね。

経済学部の授業が行われる六甲台本館

M:とても刺激的だと聞いています。僕が所属しているゼミは、それとは別の大学のゼミとの討論会があります。

―卒業後については何か考えていますか?

I:私は、大学院進学を考えています。理学部の学生の8~9割は大学院に進学します。

M:僕は、就職を考えています。大学で関東を離れているので、働く場所にはこだわらずに就職活動をやりたいです。

―関西に来て、関西と関東は違うと感じますか?

2人:違いますね。

M:やはりしゃべり方ですね。最初は聞き耳を立てていました。

I:就職したら、様々な地域の人と一緒に仕事をすることになりますが、そう考えると方言や育った環境と違うところに身をおいてみるのもいいかと思います。

―1人で生活してみて、成長したと感じることはありますか?

I:関西は遠いところだと思っていましたが、いざ来てみると「日本って小さいな」、身近に感じるようなったところですかね。知っている土地が増えると、そこは自分の近くに感じます。

―関西に来て、色々と観光はしましたか?

M:大阪や京都に行きました。香川のうどんも食べに行きました。関西からはとても行きやすいです。

―最近近くの大学を選ぶ人が増えています。全国規模で大学を探せば、魅力的な大学がたくさんあります。高校生へのアドバイスはありますか?

I:保守的になってほしくないですね。

大学からの夜景や飛び交う様々な方言がミリョクです!

―最後に神戸大学のミリョクは何だと思いますか?

百年記念館からの景色(昼と夜)

I:夜景がとてもきれいなところです。研究室の窓から見る夜景は最高です。夜遅くまで研究しているときは、本当に癒されます。高台にあるので、登るのは大変ですが(笑)

M:関西弁など関西独特の雰囲気があるところですね。関東圏の人も大学生で関西を味わってみてもよいのでは、と思います。

東京・日本科学未来館でシンポジウム開催!(9/7)

取材にご協力いただいた2人、本当にありがとうございました。

さて、皆さんはお二人の声を聞いて、神戸大学をどう感じましたか?もっと神戸大学のミリョクを知りたいというあなた!

是非、第3回シンポジウム「神戸大学のミリョク」(9月7日(日)、東京・日本科学未来館)に来てみてください。

きっと五感で神戸大学を感じることができますよ。

皆さんのご参加を心よりお待ちしています。

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(2014.7.11)