第2回「環境報告書を読む会」開催記録 (要旨)

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日時
平成24年6月6日
場所
六甲台第2キャンパス 瀧川記念学術交流会館 2階大会議室
出席者
  • 下林 正実 総務・施設担当理事
  • 島村 健 法学研究科教授・環境マネジメント検討WG座長
  • 瀬恒 潤一郎 環境管理センター長
  • 國部 克彦 経営学研究科教授・環境レポーティングWG座長
  • 他 教職員11名
  • 学生 11名

以下、敬称略で記載。

開会

[國部]

環境報告書を読む会は、今回で3回目となります。

この会で環境報告書や環境に関して、学生の方々と情報交換、意見交換し、改善をしていきたい。

1. 自己紹介

[下林]

学生さんと向かい合っての会合は非常に有意義であると感じています。皆さんからの意見をもとに環境に関する取り組みを改善していきたいと考えています。

[島村]

昨年度は、毎年夏に行っている環境キャラバンという現地の抜き打ち調査に加え、秋に改善状況の確認や提案をする活動を行い、少しずつではあるが改善をしています。学生の皆さんから忌憚のない意見をいただき、いっしょに環境マネジメントの仕組みづくりを考えていきたい。

[瀬恒]

環境管理センターは、全学的な環境に関する教育研究のサポートする組織である。社会的に環境に関する意識が高まり、環境に関する法も年々整備されてきている。環境管理センターとして、これらのフォローアップをしていきたい。

(学生自己紹介)

2. 環境報告書に関する意見交換

(1) 環境報告書の概要説明

[施設部担当者]

配付資料の概要説明。

環境報告書は主にWEB版をベースに作り、学内HPに掲載している。このほかダイジェスト版を発行し、ダイジェスト版の英訳を学内英語版HPに掲載している。

(2) 環境に関する教育、研究、マネジメントについて意見交換

[國部]

環境に関する教育、研究、マネジメントに限らず、環境報告書について、気づいたこと、感想でも結構なので、意見をいただきたい。

[学生A]

昨年に比べると全体の統一感が出てきた。見出しも色分けされて、見やすくなっている。ただ、画像等で文字がつぶれていたり見にくい部分がある。

[学生B]

PDFデータが重く、パソコンからのダウンロードや印刷に時間がかかった。もう少し圧縮するなど工夫してはどうか。

[学生C]

表紙の画像データが重かったのではないか。それ以外の印刷はスムーズだった。

[國部]

画像を綺麗にすることでデータ量が大きくなれば、一括でダウンロードする以外に、章毎にダウンロードできるようにするなど、改善できる内容である。

[下林]

第三者意見の牟礼先生のコメントに「教員・職員・学生の各構成員が積極的に係わるような体制になっているのかどうかが見えにくい」とあるが、この会のような教員、職員、学生が集まる場は他にないのか。

[國部]

積極的に係わる体制というのは、他大学の例でいうと、ISOを取得して維持するために学生のISO委員会等があり、教員、職員といっしょに活動を行っていることをイメージされているようである。本学では、全学的に環境保全活動に係わるものとして行っているのは、この環境報告書を読む会だけのようである。この会を発展させて、教育に繋がるようにできればもっと良いものになる。

[島村]

学生との関わりをこの会だけで終わらさずに、私共の行っている環境キャラバンにいっしょに参加してもらうなども検討していきたい。

[國部]

昨年度も行ったのですが、7月に開催予定である環境レポーティングWGにもこの会の学生に参加していただきたい。

[瀬恒]

環境学入門や実験排水に関する指導などで学生に係わることがある。これらを発展させていくことも可能かもしれない。

[学生C]

取り組みには、単位を与えるなど、学生にインセンティブを与える仕組みがあれば、もっと参加するかもしれない。その他、環境報告書も学生用のページを確保して、学生から発信するものがあっても良いのではないか。学生の履歴としてPRできることにもなる。

[学生D]

環境報告書を読む会も含めて、PRをどのようにしているのか。また、配布する資料も多ければあまり見ない。そのほか、印刷物が多いと無駄になり、カラーにすればコストもかかる。

[職員]

環境報告書を読む会の案内は、各部局へ掲示の依頼、HPへの掲載、鶴甲第1キャンパスの食堂モニタへの表示、人間発達環境学研究科A棟1階にあるモニタへの表示をお願いした。それ以外には何が学生の目に付くのか教えてほしい。

[学生D]

個人的には食堂の御盆に貼ってあるシールを一番よく見る。

[職員]

予算がかかりますが、検討します。

[國部]

ダイジェスト版については、外部の方へのPRも兼ねているので、無くすことは難しい。

[学生A]

モバイルエコ活動に参加した学生のリストのようなものはあるのか。

[職員]

特に作っていない。関係する学生のネットワークや情報共有するメール会員のようなものがあれば、もっと広がるということであれば考えたい。できれば、そのネットワークづくりや運営に協力していただきたい。

[学生A]

モバイルエコ活動の携帯ポイントシステムは大学で継続して運営しているのか。

[職員]

昨年は試験的に業者に協力を得て無償で実施したが、残念ながら良い結果が得られなかった。本格的な運営に向けては、費用も発生するため、厳しい状態である。

[学生E]

携帯ポイントシステムは、実は知らなかった。知っていれば参加したかったが、どのようなPRをしたのか。

[職員]

環境報告書を読む会のPR方法に加え、チラシ配りや食堂前に机を出して声かけを行った。

[学生C]

環境に関するポータル的なサイトを作って、イベント情報や関連する学生団体へリンクを貼れば、広がるのではないか。

[学生F]

ホッかる弁当などの記事があるが、自分達の行った活動がどのように環境につながっているのか、利益や効果があるのかが分かりやすければ、もっと活動が広がるのではないか。

[生協]

回収量が年々増えている状態ではない。回収場所を増やしたりもしている。

[学生F]

どれくらいの量が回収されているのか。回収率などはどうか。

[生協]

来年度の環境報告書には記載できるように考えてみます。

[学生G]

パフォーマンスのところに一般家庭の何世帯分など分かりやすい比較をしてはどうか。

[國部]

イメージしやすいものとの比較は分かりやすい。削減量の分析などももう少し踏み込んで表現できればと思う。大学としては、新しい教育研究が進めばそのための施設も必要となり、増えていく傾向にある。総量と原単位の両面からの分析も必要である。

学生に分かりやすくするという意味では、昨年は、大学としての学長メッセージが伝わりにくいとの意見があったことから、私が学長にインタビューを行ったが、大学によっては学生が行っているところもある。

本学の福田学長も学生が希望するならかまわないとおっしゃっているので、希望する方はいないか。

(学生3名が希望)

では、この3名で調整をさせていただきます。

(3) 今後の環境に関する活動について

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[國部]

学生から大学、教員、職員への環境に対する希望や今後の活動提案などがあれば、お聞きしたい。

[学生H]

昨年の環境報告書を読む会で意見のあった内容について、改善されたことはないか。

[生協]

自動販売機については、100台近く設置している。このうちの15台を削減した。また、古い自動販売機を全て新しいヒートポンプ式の自動販売機に更新した。これらは、ピークカット方式という午前中の暑くない時間帯に冷やしておいて、1~3時頃のピーク電力を削減する機能がある。さらに、ほとんどの自動販売機で照明を落とした。今年度も引き続き行いたい。

[下林]

事務局では、モデル的に廊下や階段の照明をLEDに更新した。その他、3R活動のひとつとして、ペットボトル再生材を使った屋内用の統一ごみ箱も作成した。

[國部]

少しずつではあるが、改善がされてきている。これらの改善内容は、環境報告書に掲載していきたい。

[学生C]

関西電力管内では、15%の電力節減が求められているが、この夏を乗り切るための方策はあるか。

[下林]

まずは、学内に節電をお願いする。研究などの実験を中断できないものもあるかと思うので、無理なお願いはできない。計画停電になると実験データ、冷蔵・冷凍等の電力確保など、問題は様々あるが、現在は各部局にお願いをするということしかない。

太陽光のような自然エネルギーの利用も考えているが、予算確保が困難であり、残念ながらすぐにできるものではない。

[学生C]

昨年夏を過ぎてからであるが、法科大学院自習棟の照明も間引きを行った。照明の間引きが一番分かりやすく、簡単で効果があるのではないか。教室の中で温度設定シールを貼っているが、学生が勝手に温度を変えたりするので、もう少し強制的な方式を取り入れてもよいのではないか。難しいが、積極的に省エネをしようとする学生は非常に少ないと思うので、普段の状態の中で、いかに省エネに繋げるかを考えないといけない。

[職員]

コスト削減の活動で、昨年度に部局へ聞き取り調査を行ったことがある。省エネによるコスト削減に関しては、部局間で差があり、間引きをしているところもあれば、完全に消しているところもある。学生が集まる教室も全教室ではなく、決められた一部の教室を利用させるなどをしているところもある。網戸の設置などは部局予算でしているので、予算が少ないために設置が進んでいないところもある。部局間での差があるが、順次進んでいくのではないかと感じている。

[学生A]

コスト削減の部局間での情報は共有されているのか。

[職員]

部局で聞いた内容は報告書としてまとめ、関係者へ報告している。

[國部]

部局で削減したコストは部局内で使うことができる仕組みですね。

[島村]

節電に関しては、民間企業では、生産ラインの変更を行うなどすでに取り組んでいるところが多い。大学は、率先垂範として活動を行う必要があると感じている。社会的な責任として、本学であれば、試験期間を7月から9月に変更するなどは必要であると思う。学生からもこのような意見があれば出してほしい。これらの記録を環境報告書に掲載するとともに、それを利用してPDCAサイクルを回していきたい。

閉会

[國部]

本日の環境報告書を読む会はこれで終わりとなるが、7月開催予定の環境レポーティングWGには、昨年と同様に皆さんに参加していただき、私達教員、職員といっしょに環境報告書作成に関わっていただきたい。後日案内をさせていただくので、ぜひ参加をお願いします。

皆さんからいただいた貴重なご意見は、今後の環境報告書の作成だけでなく、環境マネジメントへも活かしていきたいので、今後も協力してほしい。