第11回経営協議会議事要録

日時
平成19年6月22日 (金)  13:00~16:30
場所
神戸大学事務局 大会議室
出席者
野上議長 (学長) 、堀尾委員、土井委員、薄井委員、太田委員、中野委員、太田和委員、鈴木委員、天野委員、谷井委員、新野委員、 はま委員、平野委員、水越委員、矢田委員
(オブザーバー) 赤塚監事
欠席者
井戸委員、河内委員、佐藤委員
議事要録について
第10回経営協議会の議事要録について、各委員へ事前に送付し確認をいただき、 役員会として了承の上、神戸大学のホームページに公表する旨報告があった。
議題

[委員からの主な意見等 (○: 意見・質問、→: 回答) ]

議事に先立ち、2月16日付け新任の理事の紹介があった。

1. 平成18事業年度に係る業務の実績に関する報告書について

今年度より大学固有の特記事項と共通事項を分けて作成することとなった。

報告書中、業務運営の改善及び効率化、財務内容の改善、自己点検・評価及び当該状況に係る情報提供、 その他業務運営に関する重要事項、重要目標について、さらに教育研究等の質の向上等に関する大学固有の特記事項及び共通事項について説明があり、 審議の結果、原案のとおり承認した。

3. 平成20年度事業計画 (概算要求) について

組織の廃止転換・再編成、特別教育研究経費及び施設整備について説明があり、 審議の結果、概算要求の要求順位について学長一任とすることで原案を承認した。

4. 学部・大学院の改組について

経済学研究科の改組、経済学部夜間主コースの廃止、保健学研究科の新設及び医学系研究科の名称変更について説明があり、審議の結果、原案のとおり承認した。

5. 国立大学法人神戸大学学則等の一部改正について

平成19年4月1日付けで研究科を再編し、人文学研究科、国際文化学研究科、人間発達環境学研究科、 理学研究科、工学研究科、農学研究科、海事科学研究科、自然科学系先端融合研究環を設置したこと及び学校教育法の改正により准教授、助教を置くこととしたこと、 6月1日付けでキャリアセンターを設置したこと等により、以下の規則を一部改正したことについて説明があり、審議の結果、追認した。

平成19年4月1日施行

  1. [1] 国立大学法人神戸大学学則
  2. [2] 国立大学法人神戸大学職員就業規則
  3. [3] 国立大学法人神戸大学職員の労働時間、休日、休暇等に関する規程
  4. [4] 国立大学法人神戸大学職員給与規程
  5. [5] 国立大学法人神戸大学職員退職手当規程
  6. [6] 国立大学法人神戸大学船員就業規則
  7. [7] 国立大学法人神戸大学再雇用職員就業規則
  8. [8] 国立大学法人神戸大学特命職員就業規則
  9. [9] 国立大学法人神戸大学特定有期雇用医療職員就業規則
  10. [10] 神戸大学における授業料、入学料、検定料及び寄宿料の額に関する規程
  11. [11] 国立大学法人神戸大学会計規則

平成19年6月1日施行

  1. [1] 国立大学法人神戸大学学則
  2. [2] 国立大学法人神戸大学会計規則
報告事項
  1. 神戸大学ミッション・ビジョン・政策について

    昨年の11月に神戸大学ビジョン2015を策定し、世界トップクラスの研究機関・教育機関、卓越した社会貢献・大学経営を目指して政策を定め、 それぞれを具体的に達成するための実施項目を設定した。それらのうち最優先事項について、各担当理事から次のとおり説明があった。

  1. (1) 企画・研究・情報管理・地域連携担当
    大学として重点的に取り組む研究領域の設定、若手研究者支援、地域連携事業等について
  2. (2) 次世代スーパーコンピュータ担当
    次世代スーパーコンピュータの神戸立地について
  3. (3) 教育・入試・学生生活担当
    全学的なGPA制度の導入、教員の事業相互評価の実施、各研究科における英語コースの導入、神戸大学基金の奨学金制度の確立、 9月入学及びキャリア教育の拡充等の検討状況について
  4. (4) 国際・広報・男女共同参画担当
    外国人研究者用の宿舎、留学生用の寮、女性研究者支援、保育所の整備及び知名度向上のための取組について
  5. (5) 評価・同窓会担当
    機関別認証評価、中期目標期間の業務実績評価及び専門職大学院の認証評価を受けること及び卒業生のデータベース構築について
  6. (6) 人事・病院担当
    教員の人事制度の見直し、職員の人事能力開発制度の見直し及び病院経営について
  7. (7) 学長神戸大学基金について

以上のことについて説明の後、以下のとおり意見交換を行った。

○ スーパーコンピュータの立地が神戸に決定した。 神戸地域で新しいアルゴリズムを考えられる若手の養成が必要で、それを大学に期待している。 大学院の研究科も必要であるが、学部段階でも基礎数学や応用数学の教育が重要である。 基礎基盤を含めた新しい教育システム、研究システムを考えないといけない。

○ スーパーコンピュータは汎用性があり、今後の利用形態は広く産業界にも及ぶと思う。 その様な視野に立って施設を整備していく必要があると思う。 研究者や留学生の施設についてもスーパーコンピュータと密接に関係してくる。

○ 人材を育成するためにはスーパーコンピュータを使いこなせる指導者が必要で、そのための教育研究機関が必要となる。 兵庫県立大学や神戸大学で考えられている研究科はこれに対応できていないと、ただ組織を作ったということだけで終わってしまう危険性がある。 また、研究室で実験ができないような複雑な現象についてモデルを作り、研究を行えるような能力を持った人材を育成するためには、 基礎となる数学をマスターしていることが非常に大事なことで、学部教育から考えないといけない。

→ 基礎的部分が非常に大事ということで、 学部段階からいろいろな分野で新しいアルゴリズムを含め次世代スーパーコンピュータを使いこなせる人材を総合的に育てることを考慮し、計画を立てていく。

現実にはアプリケーションの部分は大学として用意しているが、 基本的な教育、スーパーコンピュータを使いこなせる計算科学の教員の人事構成について検討している。

実際この分野の研究者は少なく、基礎の部分を共有しながら、 兵庫県立大学と神戸大学が補完しあって全国にユニークな教授陣を揃えることが一番重要である。

○ 神戸大学と兵庫県立大学が中核となって、人材育成のプロジェクトを実施されるが、 周辺の国立大学とのコーディネーションはどのようになっているのか。

→ 京都大学、大阪大学、神戸大学の三大学長は連携して、基本的なスタンスは崩さないようにしていく。

本学だけで、純粋の計算科学研究科を構想することはできないので、 他大学との連携の中で、計算科学でもそれぞれの分野のバックグラウンドを持ち、研究者が集まって教育することを想定している。 スーパーコンピュータを使いこなして新しい分野を作ったり、今ある既存の分野を更に強化することが我々の考え方である。

研究者の宿舎については、神戸大学が管理している宿舎の活用を考えている。

○ FDの取組は進んでいるとは言えない。FDを各学部に任せていてはダメで、全学的に行うシステムを作らないといけない。

大学院生対象の留学生政策を持たないといけない。大学院の秋季入学を制度化するようなことを考えてはどうか。

→ FDについて、各部局からのボトムアップでなく、トップダウンでしっかり行う方針で進めている。

留学生政策については、留学生への奨学金を出していただける企業を増やし、神戸大学で学位を取って、 その企業で働いていただくということも考えている。

○ 若い人が良い仕事をするのに一番大事なことは、テーマを決めてやらせるのではなく、自由にやることを、制度化して頂きたい。 サバティカル制度を導入することも検討願いたい。

→ 本日の意見を受け止めて検討したいと思う。

  1. 神戸薬科大学との連携について

    神戸薬科大学と学部教育の強化、大学院教育の強化及び病院の医療環境の充実等を目指し、連携することについて報告があった。

  2. 神戸大学支援合同会社の設立について

    神戸大学支援合同会社の資本計画、アドバイザリーボード構成員及び業務執行社員等について説明があり、平成19年6月19日に設立したことの報告があった。

    ○ 合同会社の社員の給与や活動費は当分の間大学から出るのか、それとも自己収入で支出するのか。

    → 自己収入から支出する。

    ○ 極めて慎重にやっていただきたい。事業を開始後すぐに利益が出るものではない、 当分の間は赤字だということを覚悟してスタートしないといけないと思う。小さく生んで大きく育てることを考えて頂きたい。

    → 慎重に行っていく。

  3. 業務改善の進捗状況について

    業務改善の進捗状況について報告があった。

  4. グローバルCOEプログラムについて

    グローバルCOEプログラムの採択状況について報告があった。

  5. 国立大学法人神戸大学の役職員の報酬・給与等について

    役職員の給与水準について公表が求められており、ホームページ上に公表することについて報告があった。

  6. その他
    • 平成19年度の経営協議会の開催予定について報告があった。
    • 7月1日付で渉外・基金・経営改善担当の理事として、安藤幹雄氏に就任いただくことについて報告があった。