『走向「民族国家」――中国近代民族国家思想誕生的国際因素』

『走向「民族国家」――中国近代民族国家思想誕生的国際因素』

本書は「序論、『民族国家』と『国民国家』」、「第一章、『漢奸考』――王朝の言説から民族国家の言説へ」、「第二章、新疆建省の国際政治的背景――近代的主権意識の確立」、「第三章、日本から来た『民族』の言説――民族国家思想が中国に入った歴史過程の考察」、「第四章、清国駐日ムスリム公使の対日外交――中国ムスリムの近代国家想像」、「第五章、『辺境の危機』――近代国家の地理的感覚」、「第六章、『回教工作』と中国侵略――民族国家建設に対する外部からの刺激」、「民族主義と民族国家思潮――中日、中米関係と民族自覚」から構成され、大量の一次資料に基づいて中国における「民族」、「民族主義」、「民族国家」思想の誕生、そして「主権」、「領土」、「辺境」といった「民族国家」の構成要素の成立を、国際政治史の視点から検証した。

(国際文化学研究科教授・王 柯)