『纒向から伊勢・出雲へ 』

『纒向から伊勢・出雲へ』

本書では、纒向遺跡の建築群を建築史の立場から復元した。その建築群が初期ヤマト王権の王宮であることは疑いなく、日本国家は纒向遺跡から始まったとみられる。日本国家の起源や伊勢神宮・出雲大社の起源は、日本書紀、古事記に記述されているが、今までは神話に近いものと考えられていた。本書は、紀記の記述が纒向遺跡のありかたと極めてよく一致することを示すと同時に、伊勢神宮と出雲大社の起源ならびに建築と祭儀の本質を解明した書物である。

 

(工学研究科・教授 黒田龍二)

2013年12月2日