『ローマ帝国と地中海文明を歩く』

『ローマ帝国と地中海文明を歩く』 

地中海世界、そしてその周辺地域に散らばる古代ギリシア、ローマ時代の魅力的な遺跡の数々。一口に「ギリシア・ローマ」とはいっても、それぞれの遺跡には一筋縄ではいかない、複雑な、興味の尽きない歴史が刻まれている。あの神殿は、如何なる文化的背景の上には作られているのだろうか。あの都市は、どんな政治情勢から建設され、廃棄されたのだろうか。どのような人々が暮らし、どのようなものを手にし、どのようなものを口にしたのか。遺跡はやがてどのような扱いを受けるのだろうか。本書は、21名の著者が各々1つの遺跡を取り上げ、それぞれの視点から論じた、知的ガイドブックである。(なお、私は「ディデュマ(表紙写真)」の神殿を取り上げました)。

 

(人文学研究科・准教授 佐藤昇)

2013年6月10日