カヌーで輝く神大の青年たち

2015年12月22日

1989年設立の神戸大学体育会カヌー部。現在、部員 23人で深江キャンパス、芦屋のキャナルパークを拠点にして日々練習を行っています。

今回は 11月に行われた「2015全日本長良川カヌー長距離選手権大会(以下、全日)」C-1(15,000m)で、学生2位の27代目主将・花内雅紀さん(海事科学部3年)、同大会で学生1位の多田羅光樹さん(発達科学部2年)、新入生の渡瀬亮太さん(経営学部1年)の3人に日々の練習や大会での心境や状況、そして今後の抱負などを伺いました。


―カヌーとはどのような競技ですか?
花内「カヌーは水上のF1ともいわれ、陸上では味わえない爽快感が味わえる魅力のあるスポーツです。短距離や長距離がありますが、陸上と違ってすべての人が短距離にも長距離にも出場します。パドルの種類で『カヤック(K)』『カナディアン(C)』の2種類に分けられます」

―カヌーを始めたきっかけは?
花内「新歓の試乗会です。カヌーに試乗し、水の上を進む感覚がたまらなくて、日に日にのめり込んでいきました」

多田羅「高校生の時にカヌーを始めました。『カヌーって何?』というところからだったんですけど、先輩から新歓のような形で『一度カヌーに乗ってみたら』と誘いを受けて、乗ってみることに。スピードを感じましたね。また高校で新しく何かしたいと思っていましたし、夢中になるものとして始めました」

渡瀬「新歓のときに神戸大学カヌー部のPVを見て、一目惚れしました。ペア(二人乗り)の動きが一糸乱れぬ漕ぎが非常にきれいで、それに憧れて決めました」

―11月に行われた全日に出場なさった花内主将、多々羅さん。大会についての感想をお聞かせください。
花内「結果は学生 2位、全体では3位。優勝できなかったので悔しさは残りましたが、大学から始めた僕のような無名の選手が学生 2位となり、表彰台に乗れたことはとても大きな自信となりました。しかし、メインは夏のインカレなので悔しさをバネにして、挑んでいきたいです」

多田羅「僕は高校、大学1年(昨年)のときにも出場していますが、高校のときにはチン(途中で沈没すること)してしまい、結果を残せていませんでした。今年は勝ちにいく心で臨み、結果は学生で1位、全体では2位。しかし、心では全体で1位をねらっていました。常に集中を心がけていましたが、1位との差もわずかでしたので悔しかったです」

―今シーズンで、個人、団体それぞれにおいて苦しい場面や喜びを感じた場面はありますか?
花内「去年のインカレ予選は落選してしまっていました。そしてその夏に、琵琶湖で行われる自由参加の合宿に神戸大学から一人で参加してきました。他大学の仲間たちと共にすることでの楽しさもありましたが、練習中は自分より上手い人が圧倒的に多かったので、すごくしんどい合宿でした。また、夏の約1か月前にある国体予選で結果は出ず、とても悔しかったです。これまで全く結果が出ていなかったので自信もなくしていました。しかし、今シーズンは関西大会のC4(カナディアンの 4人組)で3位になり、ペアでも表彰台に立つ結果を残しました。特にインカレで多田羅とのペアで 5位になれたことが、それまでの努力が報われたと感じています」

多田羅「今年の 3~5 月は調子が良くなく、不安も募っていました。しかし、インカレで決勝に進出し、さらには結果も残しました。一戦一戦の試合の中で成長していったように感じています。団体でも結果を残せた今年は、そのことが自信にもなりました」

渡瀬「今年の夏のインカレ前の大会では、結果が出ずに悔しい思いをし、不安もありました。しかし、試合を通しての『成長』は感じることができました。それまで出ていなかった芽が出たように嬉しく、それまでの不安も吹き飛びました」
(左から)花内さん、多田羅さん、渡瀬さん

―最後に今後の抱負をお願います。
花内「『このチームでやれてよかった』といった想いがチームの一人ひとりに残り、外から見ても『神戸大学は競技も強いし、 雰囲気がよく、勢いがあるよね』と思われるような至上最高のチームを、主将として作り上げていきたいです。その上で競技での活躍をし、チーム全体でインカレ優勝を目指していきます!!」

多田羅「団体では、神戸大学としてチームメイトと共にC4で表彰台に登りたいです。リレーは個人個人の力が合わさって結果が出るもの。いかにしてチーム が向上できるかを日々考えて、練習していきます。また、個人としては神戸大学で一番速い者として、C1(カナディアンのシングル)、 200m(短距離)でも結果を残していきたいです。そして、長距離では、全日はもちろん、世界大会につながる大会で結果を出し、日の丸を背負っていきたいです!」

渡瀬「ジュニア(新人)ではなくシニアとしてインカレに出場したいです。また、部の先輩方にも勝利し、抜かしていきたいです!」


○取材を担当した学生のコメント:


海事科学部 米村 太志
「インタビューを通して、花内主将をはじめとした部員の方々のカヌーに取り組む姿勢や情熱がひしひしと伝わり、神戸大学カヌー部の一人のファンとなりました。
インタビューを受けてくださった3人に共通していたことが、最初は不安だったことが練習を重ね、試合で成長を感じることによって不安が無くなり、自信を持つという点です。このことは私のなかでも印象に残りました。さらに、これまで知らなかったことがもったいないほどに、カヌー部の皆さんの情熱や努力が輝いて見えました。
このように神戸大学のそのほかの部活動、サークル活動、個人での取り組みなど様々なところで、情熱をもって、青春を過ごす『今』を生きる大学生がいるのだなと感じることもできました。
これからも少しでも多くの神大生のその瞬間に出会えたらと思います。
神戸大学体育会カヌー部のこれからのご健闘、ご活躍のほどお祈りいたします!」

カメラ:人間発達環境学研究科博士課程前期課程1年 増田 潤

(総務部広報課、学生広報ボランティア)

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