Mラボ課題解決ラボ2016で準グランプリ―経営学部・南ゼミ―

2017年01月05日

2016年10月29日(土)、神戸大学経営学部の南ゼミが「Mラボ 課題解決ラボ2016」(神戸新聞社主催)で準グランプリを獲得しました。4年目を迎える今年は、他大学含む20のゼミが参加し、中小企業やベンチャー企業の課題に対して、実現性の高い解決法を提案。南ゼミは株式会社洸陽電機とマッチングし、節約志向の主婦をターゲットとした新電力販売の新しい施策を提案しました。
どのような過程で提案まで至ったのか、経営学部3年でMラボチームリーダーの市川岳人(たけと)さん、ゼミ幹事の田村佳大(けいた)さんを取材しました。
課題解決の具体的な内容は下記の関連リンクからご覧ください。

市川さん

―おおまかなスケジュールを教えてください。
田村:エントリーをして、企業とのマッチングが5月ごろに決定。1ヶ月後に企業訪問し、課題や現状などをヒアリングして、6月から本番の10月末までの5ヶ月で調査や解決案のプレゼンの準備を行いました。

―どのように施策を考えていきましたか?
市川:データや理論、ロジックなどを少しずつ蓄積。アンケート調査し、回帰分析でデータに相関関係があるのか検証を行いました。そこで主婦というターゲットに絞ろうとアイデアが出てきたときに、節約というアイデアを出したという感じですね。

―過程でつまずきはありましたか?
市川:メンバーが7人と多かったので、危機感という意識が少し欠けがちでした。課題は見つかったけれど、その〝うち手″が見つからないときがありましたね。本番の直前にあまり中身が固まっていなくて、ゼミの南先生に「ほんとにやる気があるのか。後悔するのはあなたたち自身」と言われて。そこで本格的に危機感を認識し、直前は毎日朝から晩までメンバー全員集まって考えました。

―どうやってその状態を乗り越えたのですか?
市川:メンバーで話し合うなかで、「洸陽電機を別のもの(もともと電気工事会社として創業し、2016年4月の電力小売り自由化を機に電力事業に進出した)として知ってもらったらいいのではないか」という今までなかった視点が出ました。そこから節約志向というものとうまく合致して〝うち手″となりました。
田村さん

―当日を振り返るといかがですか。
市川:一番気をつけていた点は、分かりやすく説明すること。私たちは発表に向けて新電力に関する知識がどんどん増えていきますが、聞いてくれている一般聴衆者はあまり知りませんよね。「これは当然分かるよね」とならないように、聞いてくださる方が理解しやすいような発表を心がけました。

―発表後に企業からのフィードバックなどはありましたか?
市川:発表後の懇親会で、洸陽電機の社長とお話する機会があって、「本当によい案だった。今すぐにでもやろう。実行にも携わってくれ」と言ってくださいました。

田村:先生もここまで動いてくださる企業はなかなかないとおっしゃっていたので、その点では本当に頑張った甲斐があったなと思います。

―最後にMラボに参加した感想と今後の抱負をお願いします。
田村:新電力会社ということもあって難しい部分もありましたが、中間発表や企業への訪問を経て道筋が見えてきて、やっていくうちに求められている役割にも気づき、また賞も獲ることができてとても有意義な時間となりました。今後は企業から「実行しよう」と言ってくださっているので、最後まで携わらせていただき、がんばりたいと思います。

市川:一番責任ある立場として、メンバーのモチベーションが低下しているときや先生に抜けている部分を指摘されたときなどは、リーダーとしての役割を果たせていないと思った時期もありました。しかし、結果として準優勝することができて、本当によかったと思います。今後はこういった企業の施策に関わることは、学生ではなかなか経験することができないと思うので、積極的に関わっていきたいです。

○取材を担当した学生のコメント:
経済学部4年 末吉 亮
「プレゼン資料を読ませてもらいましたが、本当に論理的で詰めるところまで詰めており、学生だけで作成したとは思えないようなものでした。1つの課題にチーム全体で目標設定して、そこに向かっていくというのはとても大変なことで、準優勝という結果を残したのは本当にすばらしく、見習いたいと思いました」
関連リンク

(総務部広報課、学生広報チーム)