【取材報告】白鶴酒造と神戸大学が共同開発した純米酒「神のまにまに」が発売されました

2017年10月04日

白鶴酒造と神戸大学が共同開発した純米酒「神のまにまに」が、10月1日に販売されました。同日、神戸市東灘区の白鶴酒造資料館で酒造イベントが開催され、開発に携わった神戸大学農学研究科附属食資源教育研究センター准教授の山崎先生、農学部学生の藤田さん、白鶴酒蔵の明石さんにお話を伺いました。

―まずは白鶴酒造の明石さんにお伺いします。この共同開発はどのようにして始まったのですか?
明石さん:元々、神戸市灘区の地元同士ということで、神戸大学と白鶴酒蔵は交流がありました。灘区は日本一の酒処ということで、神戸を共に盛り上げていきたいと考え3年前からこの企画が始まりました。学生が日本酒を飲まず嫌いしているということを踏まえて意見を聞きながら、若い人が飲みやすい日本酒を目指しました。
―開発をする上で1番難しかった所はどこですか?
明石さん:新しい取り組みであり前例がなかった事と、またお酒をつくる際、米の調子などによりどんな味になるのか、どの程度のアルコールの強さになるのか分からないので調整が難しかったです。麹米には白鶴酒造が酒米として独自開発した「白鶴錦」を使用し、原料となる米に拘りました。
―これからの抱負を教えてください
明石さん:今は限定発売で地場産業という形ですが、学生など若い人を含めて、様々な人が日本酒に触れるきっかけになれるようにしていきたいと思います。
―続いて、山崎先生と藤田さんにお聞きします。共同開発された「神のまにまに」の特徴を教えてください
山崎先生:まず日本酒の原料となる米には白鶴酒造の「白鶴錦」を麹米に使用し、掛米には神戸大学の食資源教育研究センターで育てている「きぬむすめ」を使用しました。「きぬむすめ」は同施設で面積当たりの収穫量が1番多く、また気候変動に強い品種です。
 「神のまにまに」は、瓶のラベルデザインと名前を神戸大学生が手がけています。女性や若い人に手にとってもらえるように、張り紙を横書きにし鮮やかな赤色のラベルを使用しています。名前の由来としては、百人一首の中で、菅原道真が神への思いを「紅葉」に込めて詠んだ歌に、「神のまにまに(神の御心のままに)」という語句が使われています。私たちもこのお酒に思いを込めたということから、この和歌の一部を使用しています。日本酒の特徴である辛口ながら、料理や甘い物と合わせて楽しんでもらえるすっきりとした味付けになっています。
―これからの抱負を教えてください
藤田さん:今年たくさんの人の協力のもと、「神のまにまに」を販売することができました。学生など若い人に日本酒を飲んでもらえるようなきっかけにしていきたいと思います。まずは若い人に知ってもらえるようにSNS などでのPRに力を入れていきたいです。
山崎先生:料理やチョコなど甘い物と合う作りになっています。これから毎年売り続けて、神戸のアピールをしていきたいと思います。皆さんに飲んでいただいて、何か他にも合う料理などがあればぜひ教えて頂きたいです。
関連リンク
・白鶴酒造
・いい白鶴ネットショップ

◯取材を担当した学生のコメント
前田 真我(経済学部2年):
実際に試飲させて頂いたのですが、辛口ながらさっぱりしていてとても飲みやすかったです。
今回初めて記事を書かせて頂きましたが、難しいのと同時に純粋に楽しかったのでこれからどんどん挑戦していきたいです!

三島 春香(経営学部2年):
神戸大学ブランドとして開発された商品を初めて取材させていただき、とても刺激になりました。
「神のまにまに」試飲の際には、お酒が苦手な私でも口当たりの良さを感じることができました。

(学生広報チーム、広報課)