【取材報告】ベルギーへの1年間の留学から帰ってこられた学生にお話を聞きました!

2017年10月25日

今回は7月末にベルギーへの1年間の留学を終えて帰国した経済学部4回生の首藤ゆいさん、経営学部4回生の岸本雅史さんにお話を聞きました。首藤さんはKU Leuvenに、岸本さんはGHENT UNIVERSITYに留学されていました。

岸本雅史さん

―なぜ留学しようと思ったのですか?
岸本:大学に入った時から留学をしようと思っていました。海外の大学の方がグループワークが多くて勉強するのに適していると思ったのが大きな理由の一つです。あとは、英語が話せたらカッコ良いなというのもありましたし、海外で生活していけるのかという挑戦でもありました。

首藤:高校生の時に「High School Musical」などの海外ドラマや映画にはまって、海外の学生生活に憧れたことがきっかけです。受験時に、神戸大学の国際色豊かなプログラムに惹かれて、入学する前から留学することを決めていました。


―神戸大学の留学プログラムについて教えてください。
岸本:経営学部には「KIBER」という留学プログラムがあります。留学しても休学せずに4年間で卒業できるというものです。2回生の前期から、準備期間として英語の授業と外書講読があり、3回生の後期から留学するというプログラムです。

首藤:経済学部には、留学先での単位と神戸大学の修士号の習得を5年間で目指す「IFEEKプログラム」があります。1回生後期に、希望者を対象とした面接がありました。プログラムの学生は、単位互換が可能な「IFEEK演習」という英語で経済学を学ぶ授業を学部とは別に受講でき、留学に備えました。IFEEKのメンバーは各学年に20人くらいいて、それぞれ神戸大学の世界中の提携校に留学に行っています。


首藤ゆいさん

—お二人が使われていた奨学金について教えてください。
岸本:文部科学省と一般企業の寄付金からなる「トビタテ留学japan」という奨学金を利用していました。トビタテでは航空券や奨学金の支給に加えて、一泊二日の事前研修と事後研修があります。他のトビタテ生徒の交流もあるので、留学に向けて意識して準備することができました。金銭面以外でも多くのサポートが受けられて、得るものが大きいと思うのでぜひ利用してみてほしいと思います。

首藤:私は業務スーパーのJapan dream財団の奨学金を利用していました。これは、将来やりたいことのための勉強や、海外に文化発信することに重きが置かれているプログラムなので、勉強に集中した留学生活を送りたい人にオススメです。奨学金を利用すれば金銭面での心配をせずに留学できるので、学校外の奨学金も考えてみてほしいです!


—なぜ、留学先にベルギーを選ばれたのですか?
首藤:「大学生のうちに多くの国を旅行したい!」という願いと、利益絶対主義とは異なるヨーロッパ型資本主義経済を学びたいという思いからヨーロッパを選びました。でもいざ国を選ぶとなった時に、英語しか話せない!ってなって(笑)。その後、ベルギーはオランダ語圏とフランス語圏をもつ多言語国家で、英語も共通言語として広く使われていることを教授から教えてもらい、ベルギーに決めました。大学では英語で開講されている授業が多く、生活でも困りませんでした。

岸本:ベルギーはヨーロッパの中心で、国際機関もいろいろあるので国際色豊かだと思っていました。コミュニケーション能力を高めて、世界中の人々と交流したかったので選びました。でも、ビールが飲みたかったというのも大きいですね(笑)。


―それぞれが通われていた大学について、神戸大との違いも含めて教えてください。
首藤:留学先の大学は「ベルギーの東大」(笑)みたいなところだったので、世界中から優秀な学生が集まっていました。単位取得も厳しかったですね。大学のある「ルーヴェン」という街は学生の街として有名で、治安が良く住みやすかったです。留学生が多いので、英語が通じるイベントが多く開催されていました。カトリック系の大学なので、4月にイースター休暇があって気候の良い時期にたくさん旅行できるのも特徴的ですね。

岸本:僕が留学していた「ゲント」はベルギーの中でも大きな都市で、学生以外で社会人の人とも知り合いになれました。町はとてもグローバルな感じでした。経営学の勉強をするにはとてもよい環境で、マーケティングと国際ビジネスを勉強していました。教授が他の大学と比べて若いので、教授との距離が近くてとても良かったです。


―留学中の生活について教えてください。
首藤:私はシェアルームの寮生活をしていました。日本人は「言わなくても察する」という文化があるけれど、外国の人には通用しないので、ルールを言語化して発言しないと伝わりません。自分のものさしを正しいと思って行動してはダメだと気づかされました。

岸本:ベルギーは年間を通じて曇りの天気が多くて、冬は日が短くて夏は長かったです。夏は日本より暑くなくて、夜まで遊べるので過ごしやすかったです。


-留学を終えて何か感じることはありますか?
岸本:アカデミックな知識を得られたことが、一番良かったと思います。頭の中で理論的なバックグラウンドがあると、自分の出すアウトプットの質に変化があると感じました。

首藤:経済学の面白さに気づくことができました。自分が学んできたことが、どうやって社会やビジネスの役に立っているのかを知ることができて、経済学の可能性を感じました。また、外国から日本を見ることで、日本の価値を再認識したと同時に、課題点も感じるようになりました。


―将来の夢があれば教えてください。
岸本:将来については漠然としているのですが、とりあえずわくわく楽しく過ごしたいですね(笑)。留学すると海外で働きたいという人が増えると思うんですけど、海外に行ってみて僕は日本で日本のために働きたいと思いました。

首藤:日本には海外の人が知らないけれど「Cool」と思える文化や技術、製品がまだまだたくさんあるので、それらを広めていきたいです。もっと海外で「Japan!」という言葉が聞こえる未来にできたらいいですね。


―神大生にメッセージお願いします。
首藤:どの学問でも基礎をしっかりすれば、勉強すればするほど面白くなってくると思います。留学してその知識がどう世界に使われているのか触れられれば、さらに興味が湧くと思います。 あとは、留学に興味がない人でも、選択肢の一つに入れてみてほしいです。留学は時間のある大学生の特権的な部分もあるし何よりも自分を見つめ直す良い機会にもなります。留学を考えている人は、早めに準備に取りかかることをおすすめします。ビザや入学手続きなど、後回しにすると大変なことになるので(笑) 。

岸本:海外に行ってみて、本をたくさん読むことの大切さを知りました。また、海外の学校で勉強するだけが留学ではありません。留学を少しでも考えている人は、海外でインターンシップに参加したり、ボランティア活動をするなどのいろいろな方法があるので、広く考えて目的を持ってほしいと思います。留学は日本との違いを知るよい機会にもなるので、いま、考えていない人も視野に入れてほしいと思います。みなさん、どんなことでも「おもしろそう!」と思ったことには、怖がらずに飛び込んでいってください。

◯取材を担当した学生のコメント
元山 愛梨(工学部2年)
留学について、ベルギーについてなどお二人からたくさんのお話を聞くことができました。 普段はこのような方に取材をする機会はないので、とても良い経験になりました。この記事を読んで、留学に興味を持つ人が一人でも増えると良いなと思います。私自身も、海外にもっと興味を持って、いろいろなことに挑戦していきたいです。

(学生広報チーム・広報課)