【取材報告】HULT PRIZE 第1回神戸大学大会

2018年01月04日

みなさんはHULT PRIZE(ハルトプライズ)という世界最大規模のソーシャルビジネスコンテストをご存知でしょうか?ハルトプライズは社会課題を解決するビジネスモデルのアイデアをコンテスト形式で学生に考えさせることで、事業化の促進と社会起業家の育成を図る目的で開催されている大会です。2009年から国連、アメリカ元大統領ビル・クリントン氏主催で始まり、日本国内で公式に大学が参加するのは今年が始めてです。神戸大学を始め、東京大学、早稲田大学、北海道大学など名だたる大学でまず大学内大会が行われ、その次は日本大会、そして世界大会へと繋がっています。世界大会はニューヨークで行われ、そこで優勝したチームは自分たちの企画を実現するために100万ドルの融資が受けられるそうです。今年が初の取り組みとなるハルトプライズ神戸大学大会に、学生広報チームがお邪魔しました。

今回のハルトプライズ2018のテーマは『Harnessing the power of energy to transform the lives of 10 million people by 2025(エネルギーの力を利用して、2025年までに一千万人の生活を変化させる)』であり、神戸大学大会ではアイデアを競い合うことに加えて、『学部、団体を越えた協働機会』『ソーシャルビジネスの可能性を探る機会』を目的に開催されました。

エネルギーというテーマながらも、そこから様々なアイデアが見られました。


  • 高齢者のQOL(quality of life)を上げて日本を活性化させる(improving→Empower society)ことを目的に高齢者が新しいコミュニティーを作れるようなスマホアプリを考えたチーム(Team PUN loves)
  • 低エネルギーで質の高い格安ネット教育(computer technology)を中国市場に提供する(Low income Quality education)という案を考えたチーム(Team WEC)
  • 既存のシステムとの差別化を図りながら、学生や求職者がプロジェクトや個人に適した仕事を探すことができる収益モデル(cocoda for students)を考えたチーム(Team alma)
  • 知識の共有(sharing wisdom)を目的に世界中の人と読書体験の共有ができるアプリ(Doodreader)を考えたチーム(Team ICGIGO loss)

そして優勝を果たしたチーム(Team puppy)の発表内容は、インドに留学したメンバーの経験をもとに、インドの中流家庭の女性に肥満型が多いのを受けて、カロリーが低く、栄養素が高い日本料理の「おから」をもとにした簡単な料理を考えるというものでした。各チーム6分間の発表の後、審査員・会場の人達から厳しい質問が飛び交い、会場は白熱していました。


◯出場した学生からのコメント
・優勝したTeam puffy
(経営3年・吉澤銀人さん、古藤さやかさん、宮津隆太さん)
今回はチームを作ったのが2週間前ということがあり、今日まで十分な準備をすることができませんでした。またそれが理由でおからを元にした食事の試作もできておらず、神戸大学大会で審査員の方から補填すべき点など助言をいただいたので、日本大会までにより汎用性のある食品を探すことも考え3人で案を練っていきたいです。
・1年生だけのフレッシュさを見せてくれたTeam PUN lovers
(国人1年・吉井悠貴さん、三浦時央さん、経済1年・丹羽知沙樹さん、工学1年・穴瀬博子さん)
英語で社会的課題を発表できる場と聞いて参加を決めました。準備期間は短かったですが、1年目からいい経験ができたので来年以降に繋げていきたいです
・運営の河村陽菜さん(経営3年)
1つの大会を最初から作り上げる難しさを実感しながらの毎日でした。なんとか形になりましたが、神戸大学で開催されるのが始めてということもあり、広報面でかなり苦労しました。運営も反省して来年以降に繋げていきたいし、来年は私もスピーチ側として参加してみたいです。


◯取材を担当した学生のコメント
経済学部2回 前田真我
エネルギーというテーマながら各チームそれぞれ個性のある発表でとても興味深かったです。起業に興味を持つ人も多いと思うので、来年以降もっと参加するチームが増えればいいなと感じました。

経営学部2回 三島春香
実際にプレゼンテーションを聞いて、世界的課題に問題意識を持って取り組む重要性を痛感させられました。今後行われる大会にも期待しています。

(学生広報チーム、広報課)