研究室クローズアップ/自力で回旋する雌花〜水草ネジレモのふしぎを研究〜

2013年10月23日


自力で回旋する雌花〜水草ネジレモのふしぎを研究〜
神戸大学理学研究科生物学専攻 小菅桂子准教授・飯田聡子研究員

 

葉のねじれが美しく、鑑賞用として人気の高い水草ネジレモ。琵琶湖の固有種で、9月から10月頃になると雄花と雌花の区別のある花を咲かせます。

水中で雄花の袋が破けると、1㎜程の小さな花が多数飛び出し、水面に咲く雌花がキャッチすることで受粉するしくみです。 受粉後、種子が成熟してくるころ、花茎はくるくるとらせんを巻いたコイル状になり、種子を水中に引き込みます。波浪や鳥から種子を守るために重要だといいます。

では、このらせんはどのように形成されるのでしょうか?

神戸大学理学研究科の小菅桂子准教授たちは、雌花が自力で回旋しているのではないかと思い、ビデオで撮影しました。 するとおよそ1時間に1回転のスピードで、雌花が回旋運動していることを発見したのです。

では、ネジレモはなぜ回旋するのでしょうか?

動画では、研究グループが数日にわたって撮影した回旋運動の映像やインタビューを交えて、ネジレモのふしぎをご紹介します。

参考
Circumnutation on the water surface: female flowers of Vallisneria
Keiko Kosuge, Satoko Iida, Kiyoshi Katou & Tetsuro Mimura
Scientific Reports(2013) 3:1133. doi:10.1038/srep01133.
関連リンク
神戸大学理学部生物学科・理学研究科生物学専攻|教員一覧|准教授:小菅桂子

(広報室)

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