阪神・淡路大震災からまる12年の平成19年1月17日、神戸大学は犠牲者を慰霊しました。
正午、六甲台キャンパスにある「兵庫県南部地震神戸大学犠牲者慰霊碑」の前に野上智行学長以下教職員・学生が集い、 1分間の黙祷ののち、献花を行いました。参加できなかった教職員・学生もそれぞれの場で黙祷を行いました。
神戸大学では学生・教職員41人が震災で亡くなっています。「鎮魂」の文字がデザインされた慰霊碑には午前中からたくさんの遺族が訪れ、 41人の名前が刻まれた銘板の傍らに花束を供え、冥福を祈っていました。
黙祷・献花に引き続き、慰霊碑近くで市民団体「森の会」の皆さんによる祈念植樹祭が行われ、 山桜の苗木2本が植えられました。幹事の宮島弘明さんによると、「森の会」は平成13年から各地の慰霊碑近くに植樹を続けています。 遺族や神戸大学関係者も土かけに加わりました。
また、「震災犠牲者聞き語り調査会」の学生・院生は前夜から17日明け方まで慰霊碑前で灯りをともし続け追悼しました。
統合前の神戸商船大学でも学生・研究員6人が犠牲になりました。 その6人の名前の刻まれた「神戸商船大学犠牲者慰霊碑」がこのほど完成し、海事科学部となった深江キャンパスで午後1時半から除幕式がありました。
野上智行学長は挨拶の中で一人ひとりの名前を読み上げ、志半ばで亡くなった若い命の悔しさ、悲しみを受けとめ、 残された者は何のために学び、研究するのか、思いを新たにする機会としたいと述べました。
続いて野上学長、久保雅義学部長、震災当時の井上篤次郎学長、学生自治会長の橋本本弥賢さんの4人で除幕し、 練習船「深江丸」の汽笛に合わせて参加者一堂が黙祷したのち、献花を行いました。慰霊碑は震災で倒壊した正門の石柱を使っています。
