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神戸大学の学術登山隊がチベットの未踏峰に挑みます

神戸大学の山岳部・山岳会が中国地質大学 (武漢) と合同で、チベット自治区にあるカンリガルポ山群に学術登山隊を派遣することになりました。 未踏峰 未踏峰 (KG-2峰、推定標高6708 m、写真) の初登頂を目指すとともに、周辺地域で学術調査をします。 この地域はインドやミャンマーとの国境に近く、 外国人の立ち入りが厳しく制限されているため、探検隊や登山隊がほとんど入っていません。学術登山隊は、 学術上はもちろん、登山史の上でも大きな成果が期待されます。

日本側隊員は、実行委員長の山形裕士・農学研究科教授、隊長の井上達男・山岳会長ら、現役学生2名を含む7名 (写真) です。 中国側隊員は10名で、北京オリンピックの聖火リレーでエベレストに登頂した隊員も含まれています。 日本側隊員は10月10日に日本を出発し、中国側と合流して、11月10日前後の登頂を目指します。

神戸大学は国際都市神戸にある国立大学として、アジア、中南米、オセアニアを中心とする経済研究、 東南アジア一帯の医学調査研究、中国、ロシアなどにまたがる地質学研究など、これまで多くの足跡を世界各地に残してきました。 登山と探検の歴史も古く、南米パタゴニア、チリ・ボリビアアンデス、カナダユーコン、カラコルム、チベットなどにおいて輝かしい成果をあげてきました。 特に1986年、神戸大学チベット学術登山隊は、当時未踏峰では世界第2位の高さを誇っていたチベット自治区内にあるクーラカンリ峰 (7554m) の初登頂に成功しています。

未踏峰

この成功を機に中国と登山・学術交流を進め、1988年には中国地質大学体育部と神戸大学山岳部との合同で、 四川省のチェルー山 (6168m) 初登頂に成功しました。2003年には世界で初めてカンリガルポ山群に登山隊を派遣し、 最高峰ルオニイ峰 (6884m) の登頂を目指しましたが、悪天候に加え非常に困難・危険な山容のため断念を余儀なくされました。

神戸大学は、今回の学術登山を全面的に支援しています。9月26日には学内で壮行会を開き、隊旗を授与しました。 また、神戸大学応援団が隊員にエールをおくりました。

学術登山隊の計画書はこちら (PDF形式、550KB)です。

(実行委員会本部: 大学院農学研究科生物化学研究室山形研究室、電話・ファックス078‐803-5875)

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