保健管理センターだより57

いつでも気軽に視力検査!・・・
  一人で使える自動視力計

 10月10日は「目の愛護デー」。現代の情報化社会においては,文書やコンピューターなどから情報を読み取る「眼」は今まで以上に酷使されています。また,秋の夜長に読書やテレビを楽しまれる方も多いことでしょう。あなたの「眼」,大丈夫ですか?


視力は“眼の健康”のバロメーター

 眼は精密機械のように精巧で,私達が物を見る時,眼に入った光は角膜(かくまく)・前房(ぜんぼう)・水晶体(すいしょうたい)・硝子体(しょうしたい)を通り,網膜の上に像を結びます(図1)。はっきりと物が見えるためには,角膜や水晶体による光の屈折が適切であること(網膜の上にきちんとピントの合った像が結ばれること)と,角膜や前房・水晶体・硝子体といった光の通る道筋が十分に透明であること,像を写す網膜やその情報を伝える視神経など神経系が正常であることが必要です。「眼の検査」には,近視・遠視・乱視など「光の屈折」が適切であるかどうかを調べる視力検査・屈折検査の他,眼位(がんい)検査,調節機能検査,光の通る道筋となる角膜・前房・水晶体の異常を調べる細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)検査,硝子体・網膜の異常を調べる眼底検査などがありますが,日常的に“眼の健康”をチェックするには視力検査が簡便です。


眼の構造 (図1)眼の構造

自分一人でできる視力検査

 今年から保健管理センターに自動視力計が導入され,健康診断の時のみならず,いつでも自分一人で視力検査ができるようになりました。操作はきわめて簡単です。自動視力計の“額当て”に顔を近づけると,センサ−が検知し,自動的に検査が始ります(図2,左上)。両目は開いていてください。指標(ランドルト環といいます)の切れめの方向にレバ−を倒し(図2,左下),切れめの方向がわからない場合は「?(わからない)」スイッチを押してください(図2,右上)。これだけで検査が終了し,検査結果が自動的にプリントアウトされます


自動視力計による視力検査
(図2)自動視力計による視力検査(検査方法は本文を参照)



「5m 視力」も「近見(きんけん)視力」も測定可能!

  視力検査には通常の「5m 視力」の検査の他に,「近見視力(50 cm 視力または 30 cm 視力)」の検査があります。「5m 視力」の検査は標準的な状態での裸眼視力や矯正視力(眼鏡・コンタクトレンズを使用した時の視力)を知るためのもの,「近見視力」の検査はコンピューターをはじめとする VDT (video display terminal)作業など近業時(近くでものを見る作業の時)の裸眼視力や矯正視力を知るためのものです。保健管理センターに常設の自動視力計は1台が「5m視力」の検査用,1台が「近見視力(50 cm視力)」の検査用に設定されています。

「からだの健康相談」眼科医の診療も

  例えば,近視の方が「5m視力」で調整した眼鏡・コンタクトレンズを近業時に使用すると,眼に余分な負担をかけ,かえって疲れ易くなります。また,遠視や老眼の方は近見視力が低下し,近業時に作業距離に適した眼鏡・コンタクトレンズを使用することが必要になります。保健管理センター「からだの健康相談」では毎日の内科の他,月1回の予約制で(通常,第4金曜日),眼科医による診療を受け付けています。「最近,眼の調子が悪いなあ」という方,保健管理センターにお申し込みの上,ご利用ください。

 



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