工学研究科応用化学専攻の鈴木登代子助教と、日出間るり助教が、株式会社資生堂より、次世代の指導的役割を担う女性研究者を支援する、第10回「資生堂サイエンスグラント」に選定されました。

同グラントは、日本における女性研究者が男性に比べて出産・育児・介護などの影響を受けやすく、サポート環境が十分でない状況を踏まえ、指導的立場を目指す意欲があり、科学技術発展への貢献が期待できる女性研究者を支援することを目的に設立されました。歴代受賞者89名のうち5割近くが、受賞後に助教から准教授、准教授から教授へと昇格・栄転され、大学内外でのキャリアアップにも寄与しています。

応募者の年齢制限を設けず、研究分野も自然科学全般を対象とした同グラントにおいて、2017年は日本国内の大学・公的研究機関で、自然科学の研究に従事する女性研究者10名が選定されました。

鈴木助教は「シリカ偏在カプセル粒子の作製とその応用」、日出間助教は、「Flow Focusingによるダブルエマルションの安定的創成とその力学評価」がそれぞれ評価され、今年の7月7日に授賞式が行われる予定です。

受賞の詳細に関しては、資生堂のHPを参照ください。

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