「自然科学系先端融合研究環」(2007年発足)を前身とし、2016年に「社会科学系教育研究府」と「統合研究拠点」を統合して発足しました。社会科学系分野・理系分野の双方に強みを持つ本学の伝統・特色を生かして、文理の枠を超えた先端融合研究を推進しています。

神戸大学の強み

 神戸大学は1902(明治35)年設置の神戸高等商業学校(後に神戸商業大学、神戸経済大学)にルーツを持つ社会科学の教育研究が高い評価を得てきました。一方、理系の学問分野は、25年余にわたって「大学院自然科学研究科」として自然科学系の研究に取り組んできた伝統があります。その後、研究分野ごとに「工学研究科」「理学研究科」「農学研究科」「システム情報学研究科」へと発展しましたが、各研究科が近接して立地するキャンパス配置になっていることも相まって、各学部・研究科間の垣根が低く、活発に交流していることが融合研究推進の原動力になっています。

 この伝統と、本学の理念「学理と実際の調和」のもと、本学の新ビジョン「先端研究・文理融合研究で輝く卓越研究大学へ」の実現を目指しています。

組織体制

 「自然科学・生命医学系融合研究領域」、「統合研究領域」、「人文・社会科学系融合研究領域」、「未来世紀都市学研究ユニット」の4つの研究分野で、で40以上の研究プロジェクト(2017年9月時点)に取り組んでいます。

自然科学・生命医学系融合研究領域
前身の「自然科学系先端融合研究環」から続く19の自然科学系研究プロジェクトに、生命医学系の5新規研究プロジェクトが加わり、世界的な教育研究拠点を目指しています。
統合研究領域
神戸市の人口島・ポートアイランドに設置した「神戸大学統合研究拠点」で、▽隣接する理化学研究所のスーパーコンピューター「京」と連携した計算科学研究、▽神戸医療産業都市構想と連携した医療バイオ研究――など本学のフラッグシップ研究を推進します。
人文・社会科学系融合研究領域
政策研究や地域研究を人文系と社会科学系の連携や人文・社会科学系と自然・生命科学系の連携によって推進する体制となっています。
未来世紀都市学研究ユニット
1995年の阪神・淡路大震災で被災した大学として長年取り組んできた災害関連研究の蓄積の上に、100年後、1000年後の都市のあり方を様々な観点から構想・研究していきます。