1995(平成7)年1月17日早朝に発生した兵庫県南部地震は、阪神・淡路大震災と呼称される甚大な被害をもたらし、都市の脆弱性を私たちに突きつけました。学生・職員47人が犠牲になった本学は、「安全かつ快適な都市の理念を構築し、及びそれを実現するための手法、システムについて総合的に教育研究を行い、もって活力ある都市の創出に寄与する」ために、翌年5月、本センターを設置しました。

 被災地の大学として、都市の安全確保のために総合的な研究の必要性を痛感し、多種多様な災害についてハード、ソフトの両面から学際的かつ総合的な研究を進めています。

研究組織

 3大研究分野体制のもと、地震、津波、豪雨などの災害のメカニズム解明や防災・減災の手法、災害予測情報・感染症リスクの伝達方法の研究などを進めています。また、医学保健学、人文社会学などの教員による協力研究部門では災害救急医療、国際減災マネジメントなどの研究や東日本大震災被災地の復興支援にも取り組んでいます。

リスク・アセスメント研究部門
地震発生メカニズムの解明、地震動・津波の災害リスクの予測、防災・減災の方策を追究
  • 地震災害リスク評価研究分野
  • 地盤環境リスク評価研究分野
リスク・マネジメント研究部門
社会が災害から受ける影響を最小とするため、社会基盤施設、地域・生活、産業・経済について緊急対応の方法、復旧・復興過程における最善な方策等を研究
  • 社会基盤マネジメント研究分野
  • 減災エリアマネジメント研究分野
  • 産業・経済危機管理マネジメント研究分野
リスク・コミュニケーション研究部門
災害情報共有のためのテクノロジー開発、障害者・高齢者など情報弱者にも注目した情報提供システム、予測された情報を市民に伝えるリスク・コミュニケーション、感染症リスク・コミュニケーション、ボランティアの労働安全衛生などを研究
  • 情報コミュニケーション研究分野
  • 安全コミュニケーション研究分野
  • 感染症リスク・コミュニケーション研究分野
協力研究部門
  • 災害緊急医療学研究分野
  • 災害健康保健学研究分野
  • 減災人間学研究分野
  • 減災社会システム研究分野
  • 国際減災マネジメント研究分野
  • アジア減災マネジメント研究分野

神戸大学RCUSSオープンゼミナール

 研究成果の社会還元も重視し、神戸市消防局との共催で月1回開催している「オープンゼミナール」は220回を超えて継続しています。