海事科学部4年生の吉富愛さんがヨットでの単独本州一周を達成しました

2019年11月01日

海事科学部4年生の吉富愛さんが、7/21に西宮港を出港し、10/8に無事ヨットでの単独本州一周を達成しました。

吉富さんは、大学生になってからヨットを始めたとのことで、日の出から日の入りの間だけ航海を行う「デイセーリング」で、約2か月半をかけて本州を一周しました。


吉富さんのコメント

――本州一周に挑戦しようと思ったきっかけは?
外部のヨットマンの方たちと出会う機会があって、ヨットでの太平洋横断や、世界一周に挑戦されているというお話をお聞きしたのがきっかけです。
ヨットって本当に遠くまで行けるんだなと改めて思い、私も何かチャレンジできる機会があるのではと考えるようになりました。また、ゼロから計画を立てて実行するということを通して、自分に自信をつけたいという思いもありました。
――どのようなルート、スケジュールで?
西宮港をスタートして、瀬戸内海を通り、関門海峡を抜けて、日本海を北上しました。北海道は函館にだけ寄って、あとは太平洋を南下してきました。
安全性を考えて、日の出から日の入りの間だけ航海を行う「デイセーリング」という方法をとったのですが、航海に出られる期間が決まっていたので、朝4時から起きて準備をし、毎日平均10時間進むというスケジュールにしました。
――印象的だったことを教えてください。
景色で印象的だったのは、日本海側の海がとてもキレイだったことです。静かで、透き通っていて…。太平洋側と日本海側では、海の色が全く違うんです。また、能登半島が地図で見る印象よりずっと大きかったことにも驚きました。

あとは、1度エンジントラブルに見舞われたことが印象に残っています。何が原因かしばらく分からなくて、1人でとても不安になりました。何とか避難港に入港することができ、地元の漁師さんにアドバイスをいただいて、持ち直すことができました。
また、日本海側では多くの日程で天候に恵まれたのですが、一度、少し悪天候の日に船を出したところ、波のうねりが大きくて、緊張したことがありました。やはり油断は絶対にしてはいけないし、「自然に逆らうな」ということを改めて思いました。
――本州一周を終えての感想は?
全て自分1人で何とかしなければならないという経験を通して、責任感が強くなり、何事にもまじめに取り組むようになれたと思います。私は航海計画に関心があるのですが、実際の海を、その影響を受けやすい小さな船に乗って目の当たりにできたことは、とてもよい経験でした。

 また、今回の旅で、私はたくさんの方に出会い、皆さんに本当に良くしていただきました。各港の地元の方たちのお話を聞く機会も多く、漁港の跡継ぎの問題、震災のあった地域の復興の問題、海のゴミの問題など、本当にさまざまな課題があるのだと知ることもできました。自分に何ができるだろう、どういう風に問題にアプローチしていけるだろう、ということを改めて考えるようになりました。
――今後の目標を教えてください。
まずは冬に留学を予定していて、その後、総務省の「世界青年の船」という事業に参加できることになっています。世界中の学生が集まって、客船で航海をしながら様々な企画を通して文化交流をするというものです。そこでも今回の経験を共有して、役に立てたらと思っています。

それと、まだまだ先にはなりますが、将来はヨットでの世界一周にも挑戦したいという夢を持っています。

(総務部広報課)