第16回留学生ホームカミングデイを開催しました

2019年11月11日

日本語・英語による総合司会 蘇萌さん(経済学研究科)、 ヘリニャン・アンドレイさん(人文学研究科)

 第16回神戸大学留学生ホームカミングデイが、10月26日に神戸大学百年記念館「六甲ホール」において開催されました。平成14年(2002年)から始まったこの催しは、今年は新しい令和の時代にちなみ日本文化をテーマとして企画されました。日本語力が十分でない留学生にも配慮し、英語と日本語による進行で在学留学生のヘリニャン・アンドレイ・マリャンさん(人文学研究科・ルーマニア)と蘇萌さん(経済学研究科)が司会を務めました。オープニング・パフォーマンスでは、神戸大学邦楽部による和楽器の美しい音色が会場をしっとりとした雰囲気で包みました。

 開会の挨拶では、国際担当吉井昌彦理事・副学長が「令和には美しいハーモニーが込められているように、留学生が個性豊かな花を咲かせ、素晴らしいハーモニーを奏でることを望んでいます」と述べられました。

 

神戸大学邦楽部によるオープニングパフォーマンス

ダミアン・フラナガンさん(英国)(文化学研究科2000年修了)

 メイン企画の「ようこそ先輩!神戸大学へ ~第一線で活躍する卒業留学生を迎えて~」セッションでは、イギリス出身で作家、評論家として活躍されているダミアン・フラナガンさん(2000年 文化学研究科博士課程修了)による「六甲の山並みから見た日本と世界~神戸大学での学びと日本文化」と題するご講演がありました。神戸大学に留学することになった経緯から始まり、阪神淡路大震災を経験した時のエピソードを交えながら、「神戸大学ほど自由に呼吸が出来、完璧にして堂々とした眺めを持った場所は、日本中どこにもありません。たとえその後の人生をどこで送ることになったとしても、神大で学んだ世界への創造的な関わり方は、一生の財産となるでしょう」と力強く述べ、最後に「『世界の大学ランキング』なるものには、馬鹿げたことに神大が395位くらいでケンブリッジが1位、などと書いてあります。しかし、私にとってはどちらの大学も同じ、愛する我が母校です。」と神戸大学への熱い思いを述べられ、聞く聴衆も神戸大学を誇らしく思えるような素晴らしい講演となりました。

同窓会旗の贈呈(左:陳林氏、中央:武田学長、右:ビーラッパン氏)

 神戸大学海外同窓会「海外ネットワーク紹介」のセッションでは、最初に武田廣神戸大学長から式辞と同窓会旗贈呈がありました。その後に続いた国際教育総合センター朴教授が「海外ネットワーク」の中で、日本国内留学生同窓会の発足と今までの経緯について説明をされました。

「神戸大学留学生 西日本同窓会」陳林会長(2005年 自然科学研究科博士課程修了)と「神戸大学留学生 東日本同窓会」ビーラッパン・ビーラスレシュクマル会長(2008年 法学研究科博士課程修了)のお二人より、2019年に新たに東と西の組織が再編された事や今後の活動についての報告があり、在学留学生の就職支援への協力や日本人同窓会との連携など将来的なビジョンも語っていただきました。

エルバン・フォーシェーさん(フランス)による日本茶紹介

 在学留学生たちによる「KUワールドフェスタ」セッションでは、「神戸大学留学生支援サークル Truss」による企画「ジャパン フェスタ」が、100年記念館のフラットホームで行われ、「団子」「射的」「輪投げ」「スーパーボールすくい」など日本のお祭りを体験し楽しむ内容が盛り込まれました。

神戸大学留学生支援サークル Trussによるジャパンフェスタ

また宇治にある日本茶の会社に勤めるフランス出身の卒業留学生エルバンさんが自慢の本格的な数種類のお茶を自ら淹れて下さり、参加者は香り高い日本茶を味わえる機会に恵まれました。

最後に行われた「アルムナイ・ティーパーティ」では、卒業・修了した留学生や現役留学生、日本人学生、留学生支援団体、現職・退職の教職員らが一堂に会し、楽しいひとときを過ごしました。

アルムナイ・ティーパーティ

  今回のホームカミングデイには在学生、卒業生、大学関係者約90名の関係者が集まり、「人・知・還流」を具現する意義深い1日となりました。

・ダミアンフラナガンさんの講演全文(PDF) 「六甲の山並みから見た日本と世界~神戸大学での学びと日本文化」

 

(国際教育総合センター)