第25回神戸大学国際学生交流シンポジウムを開催しました

2019年12月16日

国際教育総合センターは、12月14日、15日の両日、大阪市此花区にあるホテル・ロッジ舞洲にて、第25回神戸大学国際学生交流シンポジウム(Kobe University International Students’ Symposium)を開催しました。このシンポジウムは、「KISS」の名称で親しまれている1泊2日、合宿形式のバイリンガル(英語/日本語)シンポジウムです。今年は、アジア(台湾、中国、ベトナム、マレーシア、ミャンマー)、ヨーロッパ(アイルランド、イタリア、オーストリア、セルビア、スペイン、チェコ、フランス、ブルガリア、ポーランド、ロシア)、アフリカ(ガーナ、マラウィ、リベリア)、南米のメキシコそして日本と20の国や地域から、留学生・一般学生合わせて48名の学生が参加しました。

KISSの理念は、神戸大学のキャンパスに集う学生が、日本語・英語のバイリンガルで自由・活発に討議し、意見交換することを通して、異文化理解・相互理解を深めることにあります。

KISSの誕生は、阪神淡路大震災が発生した1995年に遡ります。国際的な医学賞であるWOLF財団賞を受賞した神戸大学西塚泰美元学長が、被災留学生のために役立ててほしいとWOLF賞の副賞を寄付し、地域の篤志家からの留学生への寄付も合わせて基金を設立しました。その一部の資金をもとに、元留学生センター教授の瀬口郁子神戸大学名誉教授が中心となり、留学生・日本人学生からなる実行委員とKISS第1回を企画・実施しました。

25周年を迎えた今年のKISS 25では、危機に瀕する地球環境を表す「砂時計Hour glass」をメタファーとして、持続可能な社会の実現について議論を重ねました。多様な言語・文化背景を持つ学生達が、各自の出身地域や社会の実情を紹介しつつ、次世代を担う地球市民として個々人が「砂時計をひっくり返す」ために何ができるのか、英語と日本語を駆使して様々な視点から活発な議論を重ねました。学生達は、1泊2日、学外の施設で寝食を共にし、バイリンガルでのディスカッション、プレゼンテーションなどでの交流を通して相互に親睦を深め、冬の晴天に恵まれた舞洲の爽やかな空の下、笑顔の集合写真でシンポジウムを締めくくりました。

なお、KISSの企画・準備・実施、シンポジウム終了後の振り返り及び報告書作成等の一連の学びの過程を正規の教育に位置付けるという意図により、平成25年度より、全学共通授業科目の「グローバルリーダーシップ育成基礎演習」として開講しています。今年度は、一般学生5名、留学生13名の計18名の学生が、「グローバルリーダーシップ育成基礎演習」の受講生として、KISS 25の企画・実施を担いました。実行委員長の松村陸さん(国際人間科学部2年)、副委員長のペトコヴィチ・イヴァさん(経営学部2年)、李俊樹さん(経営学部1年)のリーダーシップの下、受講生達の協働によりKISS25を成功裏に運営しました。

国際教育総合センターでは、留学生に対する日本語教育に加え、KISS等の教育活動を通してキャンパスの国際化(Internationalization at Home)を推進するべく様々な取り組みを続けています。今後もキャンパスの国際化促進に資する教育活動に従事していく予定です。

(国際教育総合センター)