神戸オックスフォード日本学プログラム(KOJSP)八期生の修了式を開催しました

2020年09月04日

2020年8月3日、神戸オックスフォード日本学プログラム(KOJSP)8期生の演習発表会と修了式をオンラインで開催しました。

オックスフォード大学東洋学部で日本学を専攻する学部2年生は、毎年神戸に滞在し、神戸大学において1年間KOJSPを受講することになっています。第8期生は昨年2019年の9月末に来日して以来、授業やその他の機会を通じて日本語の技量を磨き、日本の政治や文化、社会に関する理解を少しずつ深めてきました。今回の発表会はおよそ10ヶ月にわたる日本滞在の総決算とも言えるもので、KOJSP生の日本での最後の晴れ舞台ということになります。残念ながら、当初予定していた会場での開催は叶いませんでしたが、インターネット会議システムを用いて無事にオンラインで開催することができました。

KOJSP生はそれぞれ自分が選んだテーマについて、教員たちの指導・助言も受けながら自分自身で調査を進めてき
ました。研究テーマは「AI の開発と課題」「沖縄料理の重要性」「日本の女性における性暴力表現について」「日本とポピュリズム」「谷崎潤一郎『蓼喰う虫』における「永遠の女」のイメージ」「日本の法律と国発展の関係」「黒沢のシェイクスピア映画」「日本の刺青について」「実存主義的概念に対する虚無主義的議論と仏教的議論の違いの定義」「日本の政治、庭園、音楽における『間』の概念」「ひきこもりの心理」「日本におけるアイデンティティーの変化」と実に多様でした。今回は、とりわけ日本の政治や歴史、文化、社会、思想など、文学部らしいテーマであり、さらにとても骨太のテーマが多いような印象を受けました。

報告はアカデミックな場にふさわしい日本語で発表されました。使用されたスライド資料も日本語で、現代の若者らしく視覚的効果を巧みに凝らしたものでした。発表後には質疑応答が行われましたが、質問の日本語も正しく理解し、臨機応変に日本語で対応していたのがとても印象的でした。オンライン会議にはオックスフォード大学日本事務所からの来賓や神戸大学の教職員、学生、文窓会(同窓会)の方々、さらにホームステイ先のご家族など多数の方々が参加してくださり、学生たちの報告に熱心に耳を傾けてくださいました。

修了式では武田廣学長、奥村弘文学部長、オックスフォード大学日本事務所アリソン・ビール代表、武藤美也子文窓会会長から修了生に祝福の言葉をいただきました。修了証書は手渡すことができなかったため、文学部長が一人一人の証書を読み上げ、後日、現物を郵送することとなりました。最後にKOJSP生を代表してジュリア・フォランさんが感謝の言葉を述べ、滞りなく修了式を終えることができました。

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(人文学研究科)