「神戸日本語プログラム 1月セッション2021 Discover the Kobe Area and Japan- Australia つながり!」を開催しました

2021年02月24日

国際教育総合センター留学生教育部門では、「神戸日本語プログラム 1月セッション2021 Discover the Kobe Area and Japan- Australia つながり!」と題した短期プログラムを1月6日から27日にかけて開催しました。同プログラムは主としてオーストラリアの本学協定校で日本語を学ぶ学生を対象としたもので、第2回目の開催となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国制限等の影響から、すべてオンラインでの開催となりました。

同プログラムには非協定校1校を含むオーストラリアの5大学(ウーロンゴン大学、カーティン大学、西オーストラリア大学、ニューカッスル大学、モナシュ大学:五十音順)から16名の留学生の参加がありました。初日の6日は開講式とオリエンテーション、27日は最終発表会と閉講式にあて、この2日を除く月曜日から土曜日の午前中を中心に、3週間にわたり日本語の授業と地域研究の授業を行いました。

日本語の授業は、学んだことがスムーズに日本語運用の実践につながるように、地域研究のテーマ等に関連のある語彙を含めつつ、初級後半レベルの語彙や文法項目が選定、配列され、各回2時間の講義と1時間のチュートリアルを1セットとして行われました。講義は8名ずつの2クラス、チュートリアルは4名ずつの4グループという少人数で行い、参加留学生からは、講義で新しく習った内容を、チュートリアルではより少人数で実践的な練習を行うことができたと好意的な意見が聞かれました。

地域研究の授業では神戸・兵庫地域にフォーカスをあて、神戸(三宮、神戸港周辺)、有馬、六甲・摩耶(水道筋商店街)、灘といった地域、そして阪神淡路大震災について、リアルタイムのヴァーチャルツアーや動画資料を活用したライブ感あふれる講義で、その地理的特徴、歴史、産業などについて紹介しました。各講義では、本学の元留学生でもあり現在は当部門教員の朴鍾祐教授、同じく本学の元留学生で現在は有馬温泉で女将として活躍中の金井良宮氏、摩耶地域でゲストハウスを営みつつ六甲・摩耶地域における国際交流を推進する朴徹雄氏、沢の鶴株式会社マーケティング室長、郷田氏に、ライブでご講演やヴァーチャルツアーを行っていただいたほか、高等研究院海共生研究アライアンス長の巽好幸教授には、有馬温泉及び阪神地域の特徴をプレートテクトニクスの観点から動画でご説明いただきました。また、日豪関係について、本学の元留学生でもあるブレット・クーパー在日オーストラリア大使館公使と、在大阪オーストラリア総領事館のトレバー・ホロウェイ総領事に、それぞれのお立場やご経験にもとづいて多様な観点からご講演いただきました。

最終報告会では、参加留学生たちは日本語の授業を通じて学んだ関連語彙や表現を応用しながら、本プログラムを通じてそれぞれが見つけた神戸あるいは日本とオーストラリアとの「つながり」について、発表を行いました。その発表内容からは地域研究の授業を通じて学んだテーマに対する高い関心と理解の深さがうかがえました。

また本プログラムでは、現地交流ができないオンラインプログラムの弱点を補うべく、「バディシステム」を採用しました。これは、本学の日本人学生と当プログラム参加留学生とを1対1でマッチングし、「バディ」として交流を促すものです。今回は国際人間科学部GSPオフィスとの連携により、同オフィスによる「グローバル・キャンパス・プログラム」に参加している本学の日本人学生に「バディ」として参加してもらいました。バディ同士はチャットやZoomでコミュニケーションをとり、それぞれの課題遂行に協力しつつ、プログラム中に開催した交流会などを通じて交流を深めていました。

次回はぜひ神戸に留学生を迎えて開催したいと願いつつ、今回のオンライン開講で得た知見を、本学における今後の国際交流にもぜひ生かしていきたいと思います。


(参考)神戸日本語プログラム募集要項

 

(国際教育総合センター)