第4回神戸大学SDGsフォーラムを開催しました

2021年09月07日

2021年8月28日(土)第4回神戸大学SDGsフォーラム「地域循環・自然共生社会のリデザイン~グリーン成長のための産官学連携を考える~」を開催しました。

今回のフォーラムでは、多くの皆様とともに、自然との共生や調和を前提とした地域循環・自立分散型の社会・経済活動へのシフトを促す産官学プロジェクトの組成を通じた、研究成果の社会実装とSDGs・グリーン成長の実現を考えました。

後日、公式YouTube(神戸大学公式チャンネル[Kobe University])でアーカイブ配信予定ですので、見逃した方はぜひそちらをご覧ください。

フォーラムはオンライン形式(Zoomウェビナー)で、本学理事・河端 俊典の開会挨拶の後、以下のプログラムに沿って行われました。


中井 徳太郎 氏(環境省事務次官)
「地域循環共生圏実現に向けた産官学連携の必要性」
各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら、自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完、支え合うことで地域の活力が最大限発揮される「地域循環共生圏」。
森里川海の恵みに支えられているという原点に立ち返り、企業、研究機関、行政の様々な観点での協働、人と人の助けあいが推進の鍵。

黒田 慶子 氏(神戸大学大学院農学研究科教授)
「森林分野における産学連携・社会実装の方向性」
里山は、何百年も「伐って使い、再生」させてきた資源循環の場所でしたが、半世紀以上の放置で荒廃が進んでいます。 グリーン成長の観点では、輸入木材への全面依存ではなく自国資源の循環利用が重要で、景観的整備だけでは森林は持続しません。「資源の見える化」による家具・内装企業への流通経路作りを進めています。

石川 雅紀 氏(叡啓大学特任教授/神戸大学名誉教授)
「本質的SDgs活動と付加的SDGs活動 企業は本業でSDGs活動を目指せ」

加藤 洋 氏(カリモク家具株式会社副社長)
「身近な樹々の価値を高めるこれからの家具づくり」
持続可能で調和のとれた国内森林資源の循環利用を目指し、経済価値が低いとされている小径材や曲がり材、また、家具用材として活用されることが少ない多様な国内針広樹種を、高付加価値な家具として活用する挑戦を行っています。

中根 聡子 氏(日本たばこ産業株式会社関西リレーション推進部課長)
「持続可能な企業の森づくりとは?CSRにとどまらない新しい地域貢献を目指して」
JTは2005年より、和歌山県の企業森づくり制度を活用しCSR活動の一環として森林保全活動を展開。現在では全国9か所で森を借り受け整備を支援しています。
時代の流れと共に変わる企業の社会貢献の位置づけ、昨今の企業サスティナビリティ・CSVの観点から、環境分野における新たな取組みを模索する中で、JTが新たに取り組んでいるもの、変わらずに大切にしていることとは?

大石 知広 氏(経済産業省産業技術環境局大学連携推進室長)
「2050年カーボンニュートラルに向けた産学官連携の方向性について」
経済産業省は昨年12月、関係省庁と連携し「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定しました。
大学においても、今年7月に「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」が設立されるなど、カーボンニュートラル社会の実現に向けて機運が高まっています。これらの動向を踏まえ、産学官連携に関する施策をご紹介します。

パネルディスカッション・参加者との意見交換
モデレーター 山内 絢人(神戸大学産官学連携本部SSC推進室特定プロジェクト研究員)

今後もSDGs推進室では、このようなフォーラムを定期的に開催していく予定です。

関連リンク

SDGs推進室HP

(SDGs推進室)