第11回神戸大学ブリュッセルオフィスシンポジウムを開催しました

2021年10月27日

10月20日に第11回神戸大学ブリュッセルオフィスシンポジウム "Green Horizons, Sustainable Futures: EU and Japan Research for Climate-Prepared, Resilient Societies" を開催しました。本シンポジウムはブリュッセル自由大学(蘭語系)(以下VUB)との共催で、今回はケント大学(英国)の協力も得て、ブリュッセルでの対面開催とオンライン開催を併用したハイブリット形式で催され、日EU政府関係者、研究者、学生、ビジネスパーソンなど約170名が対面又はオンラインで参加しました。

吉田健一EU総合学術センター長及びPatrick Vittet-Philippeブリュッセルオフィスアドバイザーの司会の下、オープニングでは、藤澤正人学長、Caroline Pauwels (キャロリーン・パウエルズ) VUB学長、正木靖欧州連合日本政府特命全権大使、Signe Ratso (シグネ・ラッツォ) 欧州委員会研究イノベーション総局副局長が挨拶し、本年5月に開催された第27回日EU定期首脳協議において立ち上げが発表された「日EUグリーン・アライアンス」及び欧州委員会の掲げる政策指針 "European Green Deal" の実現に向けて、日EU間における研究イノベーション分野の協力強化が重要であるとの考えが示されました。また、基調講演ではPaulo Ferrão (パウロ・フェラン) リスボン大学教授及びElina Bardram (エリーナ・バードラム) 欧州委員会気候行動総局国際関係部長が登壇し、それぞれグリーン経済移行に向けた経済代謝、気候変動緩和に向けたEU及び世界各国の政策に関する講演が行われました。

 

藤澤正人神戸大学長 キャロリーン・パウエルズ
ブリュッセル自由大学(蘭語系)学長

正木靖欧州連合日本政府
特命全権大使

シグネ・ラッツォ欧州委員会研究イノベーション総局副局長

 

ブレイクアウトセッションでは、①グリーン経済への移行、②環境問題解決へ向けた技術革新、③環境意識型レジリエント社会の構築の3つのセッションに分かれ、日欧の研究者、政府機関関係者が参加し、最先端の研究成果、政策動向を発表するとともに、今後の協力を展望しました。午後にはセッション毎にさらなる議論を深めるため、同テーマでワークショップを開催し、各セッションで対面及びオンライン参加者が活発に意見交換、質疑応答を行いました。登壇者等の関係者による共同研究プロジェクトへの進展が期待されます。

閉会では、中村保理事・副学長 、Jeremy Carette (ジェレミー・カレット) ケント大学ヨーロッパ部門長、Hugo Thienpont (フューゴ・ティンポント) VUB研究担当副学長が挨拶し、対面又はオンラインで参加した全ての関係者への謝辞及び本イベントを契機とした研究交流拡大が環境問題解決に資することへの期待が述べられました。

神戸大学は2010年に神戸大学ブリュッセルオフィスを設置して以来、同オフィスを欧州における教育研究拠点として、本シンポジウムをはじめとする様々な学術イベントの開催や欧州の有力大学との学術交流協定締結を推進してきました。今回のシンポジウムは2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、初となる同オフィスの主催イベントで、11回目にして初のハイブリッド形式での開催となりましたが、対面及びオンラインで多方面から多数の参加者を集め、関係者間の交流深化だけでなく、停滞していた国際学術交流の重要性を再認識する機会となりました。さらに関連イベントとして、翌21日にはオンラインで神戸大学ブリュッセルワークショップ "New Opportunities for EU-Japan Research & Innovation Cooperation" を開催しました。

神戸大学は、コロナ禍、コロナ後においても、同オフィスを拠点として日欧の教育及び研究分野での協力強化を推進していきます。

 

 

(国際部国際企画課)