[海事科学研究科] 大学院生の大橋改氏が日本保健物理学会学生研究優秀賞を受賞しました

2014年07月03日

平成26年6月19日、岡山県上齋原文化センターにて日本保健物理学会平成25年度学会賞表彰式が行われ、海事科学研究科博士前期課程 大橋改氏 (現アイシンAW、指導教員 小田啓二教授) が、学生研究優秀賞を受賞しました。

福島第一原子力発電所事故の結果、大量の揮発性の放射性核種が放出されましたが、現在話題なっているセシウムだけでなくストロンチウムなどのβ線放出核種も含まれており、いずれ土壌汚染の処理で問題になってくることが予想されています。これらは空間的には一様ではなく、ホットスポットのように局所的に分布しており、それらを効率よく測定することが必要です。

彼の研究は、イメージングプレートという、レントゲン写真のような2次元放射線画像を取得できる特殊なフィルムを用いて、セシウムの空間分布だけでなく、核種を分離する手法の開発を試みました。膨大な数の実験とモンテカルロ計算を繰返し、最終的に2枚のイメージングプレートを対向させ、間に適切な厚さの吸収体を挿入する体系を見出し、実証実験を行いました。

この成果は、大学院修了直前に、海事科学研究科紀要に日本文で、また、追加実験を加えた内容の英文を第4回国際放射線防護学会アジアオセアニア地区会議に英文で発表しました ("Discrimination of Cs-137 and Sr-90 (Y-90) Using Imaging Plate", Proc. 4th Asia & Oceanic Conference on Radiation Protection, Kuala Lumpur, 2014)。

また、彼は学生会員による学友会において、関西地区の幹事 (取りまとめ役) を務めるとともに、毎年1回開催される学友会研究発表会では、自分の研究発表を行うだけでなく、修士2年の時には運営委員として貢献しました。

こうした活動と、例年の学会研究発表会での発表内容、さらに、上述の論文発表が評価された受賞となりました。

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(海事科学研究科)