神戸大学

ESD シンポジウム イン KOBE

2009年03月07日-03月09日

グラミン銀行総裁で2006年度ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス教授を迎え、神戸大学は3月7日(土)から9日(月)までの3日間、「ESD シンポジウム イン KOBE」を開催します。

神戸大学はESD (Education for Sustainable Development=持続可能な社会の発展をめざす教育) の取り組みとして、文部科学省の支援を受けて昨年4月より発達科学部・文学部・経済学部の連携によるESDサブコースを開講しております。ESDシンポジウムはこの事業の一環として、賀川豊彦献身100年記念事業神戸プロジェクト実行委員会と共催します。

あらゆる人々が、地球環境・エネルギー問題など地球規模での社会的課題の解決と、地域・個人的課題の克服の主人公になるために、ユネスコを中心にESDという新しい教育活動・運動・システムの開発が推進されています。今回のシンポジウムでは、貧困・福祉・平和の観点に立ったソーシャルワークの重要性に着目。経済活動と地域活動の一体化をモチーフとしたグラミン銀行の活動や、救貧活動から生協運動を派生させた賀川豊彦の実践に学びつつ、ESDに不可欠なものとしてソーシャルワークの意味を考究すると共に、その方向性を検討します。

初日の7日はプレセッションとして「ムハマド・ユヌス」「賀川豊彦」「マイクロクレジット」「ESD」の研究共有ワークショップを、神戸大学百年記念館六甲ホールにて開催します。8日は神戸国際会議場メインホールで、バングラデシュよりユヌス教授をお招きし、「持続可能な社会づくりとソーシャルビジネス」と題した基調講演と、社会福祉法人横須賀基督教社会館会長阿部志郎先生の「ESD実践の草分けとしての賀川豊彦」の講演などを行います。そして9日は六甲ホールに戻り、ユヌス教授と学生のトークセッションや、教授への名誉博士号の授与式を行います。

なお、本事業は平成20年度文部科学省『国際協力イニシアティブ』教育協力拠点形成事業の採択を受けて実施します。

8日と9日は同時通訳を用意しますので、どなたでも参加いただけます。(先着順に受付中)

詳細は以下の URL からご参照ください。
http://gpesd.h.kobe-u.ac.jp/

(「ESD シンポジウム イン KOBE」事務局)