神戸大学

連続国際シンポジウム「外国語教育におけるアカデミックスキルの育成」

2009年08月02日-9月13日

神戸大学国際コミュニケーションセンター (SOLAC) は8月から9月にかけ、3回連続で国際シンポジウムを開催します。入場無料で、どなたでも参加できます。プログラムの詳細は随時HPに掲載する予定です。(近くに食堂等はありませんので、ご注意ください)

シンポジウム(1)

日時
平成21年8月2日(日) 10:30-16:00 (※時間は予定)
会場
神戸大学・瀧川記念会館
テーマ
「複言語主義に基づいた外国語教育の可能性と展望」
趣旨
EUの言語政策が提唱する複言語主義(plurilingualism)は、「能力」と「価値」という二つの側面を持つ概念として理解されている。そして、社会において複言語主義の認識を高めることを目指せば、その根本において不可分であるこれらの側面を両方とも学校教育の内容に織り込むべきだとされている。 だが、日本における複言語主義についての論議は「能力」への一方的な偏りを見せる傾向がうかがわれる。本シンポジウムでは、複言語主義の理念を再考・再認識した上で、その大学における言語教育での可能性を展望したい。
講師
Adelheid Hu (ドイツ・ハンブルク大学・教授) 通訳あり
シュテファン・トゥルンマー (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・特任准教授)
杉谷眞佐子 (関西大学・外国語教育学研究科・教授)
西山教行 (京都大学・人間・環境学研究科・准教授)
モデレーター
枡田義一 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・教授)

シンポジウム(2)

日時
平成21年9月12日(土) 10:30-16:00 (※時間は予定)
会場
神戸大学・瀧川記念会館
テーマ
「大学外国語教育における初年次教育の可能性と展望」
趣旨
学力低下が強く叫ばれるようになった2000年あたりから大学における導入教育・初年次教育が盛んに行われるようになった。その多くは大学生として必要なスタディ・スキルを母語である日本語を通して育成しようとするものである。大学の国際化が叫ばれる現在、大学における外国語教育の果たす役割は大きいものと思われる。このシンポジウムでは、とくに大学初年次における外国語教育の可能性について探ってみたい。
講師
Adina Glickman (Center for Teaching and Learning, Stanford Univ.) 通訳あり
上村和美 (関西国際大学・人間科学部ビジネス行動学科・教授)
大井恭子 (千葉大学・教育学部・教授)
深尾暁子 (国際基督教大学・英語教育課程・課程准教授)
渡辺敦子 (国際基督教大学・英語教育課程・講師)
モデレーター
横川博一 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・准教授)

シンポジウム(3)

日時
平成21年9月13日(日) 10:00~16:30 (9:00開場 9:30受付開始)
会場
神戸大学 百年記念館 (六甲ホール)
テーマ
「外国語教育におけるアカデミックスキル育成のための取り組み―神戸大学における実践と 将来展望」
趣旨
神戸大学国際コミュニケーションセンターは、教育活性化支援基金の支援を受ける形で、2008年10月より1年間にわたり、初年次外国語教育におけるアカデミックスキル能力の育成を意識した取り組みを、いくつかの英語と未修外国語の授業において実践してきた。また、教員、学生の双方に向け、 望まれる外国語能力等について広範なアンケート調査を行い、その結果を分析した。本シンポジウムでは、神戸大学で英語及び未修外国語を担当する何人かの教員から、アカデミックスキル育成に関する具体的な教育実践や自身の研究や分析の結果について報告を受け、あるべき外国語教育についての展望を共有する機会を持ちたい。
講師
沖原勝昭 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・教授)
横川博一 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・准教授)
加藤雅之 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・教授)
枡田義一 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・教授)
三木賀雄 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・教授)
朱春躍 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・教授)
モデレーター
島津厚久 (神戸大学・国際コミュニケーションセンター・教授)

お問い合わせ

masakato@kobe-u.ac .jp Tel: 078-803-7473

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(国際コミュニケーションセンター)