神戸大学

第131回 都市安全研究センター・オープンゼミナール

2009年09月19日

神戸大学都市安全研究センター(RCUSS)では、「オープンゼミナール」として、市民 (たとえば自主防災組織、ボランティアなどで活動されている方や安全に関心のある方々)、専門家 (たとえば都市計画、建築、消防、防災機器、防災システムほか) の方々を対象として、都市安全研究センターで実施している研究の発表を行うと共に、関連する研究で外部から講師をお招きして話題提供していただき、参加者をまじえて議論をする場としています。どうぞご自由にご参加ください。

日時
平成21年9月19日(土) 14:00~17:00
場所
神戸大学工学部 C1-301
備考
無料 (事前申し込み不要)
内容

○都市域大地震火災時の住民避難性状の推定に関する研究 -ポテンシャル法に基づく地震火災時の避難シミュレーションモデルの開発-

西野智研 (京都大学工学研究科都市環境工学専攻院生)

都市域を直撃する巨大地震時には、同時に複数の延焼火災が発生し、多くの住民が都市全域の規模で避難行動を開始する事態が予想されます。地震火災の危険性から住民の安全を確保するためには、事前に有効な避難安全対策を講じておく必要がありますが、その有効性評価のためには、地震火災時の住民避難性状を合理的に予測可能な手法の開発が不可欠です。これまでに開発してきた住民避難性状の予測手法、および今後の研究の展開について話していただきます。

○あなたの知らないワクチンの世界~日本はアジアのガラパゴス~

大路剛 (神戸大学都市安全研究センター助教)

日本の予防接種は西ヨーロッパと北米に10年、アジア、南米諸国に比べて5年程度は遅れています。アジアのガラパゴス、日本の子供達に手を差し伸べてくれる人はいないのでしょうか。伝染病とワクチンについてお話しします。

お問い合わせ先
TEL: 078-803-6440 (都市安全研究センター 北後)
http://www.research.kobe-u.ac.jp/rcuss-usm/muropen/index.html

(都市安全研究センター)