神戸大学

附属病院「美容医療市民講座」

2009年10月31日

神戸大学附属病院は、高齢化社会の時代ニーズに着目して2007年10月、国立大学病院で初めて独立診療科としての美容外科を設置しました。しかしながら現状では、美容医療を受けたいと思っても、“怖さ”によって二の足を踏む方が多くおられます。

その理由として、日本の美容医療は歴史が浅いために、美容医療に対する誤解や偏見が根強いことがあげられます。また、町なかには美容をうたう開業医が数多く存在しますが、実際に医療トラブルも少なくありません。失敗のない美容医療の選択のためには正しい情報が必要ですが、一般の皆様に届く美容医療の情報はコマーシャルベースのものが多く含まれ、たとえ医療従事者などであっても区別するのは容易ではありません。夢の様な謳い文句の治療が、実際は効果の少ない治療であったり危険な治療であったりすることすらあり、注意が必要です。

そこで、正しい美容医療の知識を一般に普及するために、神戸大学美容外科は一般市民向け講座を継続的に開催しております。この講座では科学的根拠に基づいた美容医療の基礎知識を提供致します。多くの方々に賢い患者になって頂き、充実した社会生活のために美容医療を役立てて頂くことが私達の願いです。皆様、奮ってご参加下さい。

講座名称
神戸大学医学部附属病院「美容医療市民講座」(第2回)
対象
一般市民
開催日時
2009年10月31日(土) 年2回開催予定
講座時間
約120分
講座場所
神戸大学附属病院神緑会館 (神戸市中央区楠町7丁目)
受講料
無料

(附属病院美容外科診療科長・准教授 一瀬晃洋)