神戸大学

山口誓子常設展「『天狼』創刊とその周辺」

2009年11月10日

今回の展示は「『天狼』創刊とその周辺」をテーマとして行います。山口誓子主宰の俳誌『天狼』は、1948 (昭和23) 年1月1日に創刊され、誓子没後の1994 (平成6) 年6月10日に第47巻第1号 (通巻548号) をもって終刊を迎えるまで、足かけ47年間にわたって発行されました。その間この『天狼』が誓子の創作活動の中心に位置したことは言うまでもありません。今回の展示では、『天狼』の創刊当時に焦点を絞り、創刊の経緯、創刊から3年間くらいの誌面の動向、当時の同人とその業績、『天狼』系俳誌の数々などを紹介いたします。戦後日本を代表する俳誌の1つとなる『天狼』が敗戦後間もない時期に登場してきた際の活力に溢れたさまを読み取っていただけましたら幸いです。

この展示により、一人でも多くの方々に誓子氏・波津女女史の文学の一端を知っていただき、神戸大学百年記念館内に開設された誓子・波津女俳句俳諧文庫、ならびに山口誓子記念館の意義をご理解いただくことを願うものであります。

開館日
毎週月・火・木曜日
※ただし祝日及び大学の休業期間中
(3/27~4/5、8/1~9/30、12/25~翌年1/7) は閉館
開館時間
午前10時~午後4時
会場
神戸大学百年記念館「展示ホール」 (神戸市灘区六甲台町1-1)
入場料
無料
問い合わせ先
神戸大学研究推進部研究推進課総務係
TEL: 078-803-5393

詳しくは、山口誓子記念館、誓子・波津女俳句俳諧文庫のホームページをご覧ください。

(山口誓子学術振興基金実行委員会)