神戸大学

大型車の車輪脱落事故撲滅セミナー

2010年03月08日

2008年4月に東名高速道路で外れたタイヤが観光バスに飛び込んで死亡事故を引き起こした事故など大型車の車輪脱落事故が発生しています。しかし、事故件数の劇的な減少に至っていないのが現状です。

神戸大学、センサ・システム (株) の研究グループは、(独) 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 (鉄道・運輸機構) の「運輸分野における基礎的研究推進制度」により、 大型車の車輪脱落事故の撲滅を目的として、平成19年度から「大型車の車輪脱落事故の撲滅と安全管理技術に関する基礎的研究」を実施してきました。

事故の原因のほとんどはタイヤをハブに取り付けているホイールボルト部分の疲労破壊により発生しています。力学的な観点からホイールボルト締め付け特性と事故原因を解明するとともに、トルク制御機能付き多軸同時締め付け装置および電磁加振法による締結部非分解軸力検査装置を開発しました。その成果を報告し、関連分野の研究者、技術者と意見交換を行うことを目的として本セミナーを開催致します。

日時
3月8日 (月) 13:30~17:20
場所
神戸大学深江キャンパス 総合学術交流棟 コンファレンスホール 神戸市東灘区深江南町 5-1-1
プログラム:
13:30~13:35

開会の挨拶
海事科学研究科副研究科長 河口 信義

13:35~14:20

大型車のホイール締結の力学と問題点
福岡 俊道 (神戸大学)

14:20~15:00

数値解析と実機転用試験装置による強度評価
野村 昌孝 (神戸大学)

15:00~15:15休憩
15:15~15:40

トルク制御機能付き多軸同時締め付け装置の開発
上平 貴弘 (神戸大学)

15:40~16:00

電磁加振法による締結部非分解軸力検査装置
矢野 博明 (センサ・システム) 、福岡 俊道 (神戸大学)

16:00~16:15休憩
16:15~16:45

多軸同時締め付け装置と軸力検査装置のデモ
(場所:先端ものづくり工房)

16:45~17:15総合討論
17:15~17:20

閉会の挨拶
小竹 壽朗 (鉄道・運輸機構)

申込方法:
3月4日 (木) までに下記の連絡先まで参加者の「氏名」、「所属」、「連絡先」をご記入の上、 Eメールでお申し込み (事前登録) 下さい。一般の方も参加できます。
参加費用:
無料
連絡先
神戸大学大学院海事科学研究科
マリンエンジニアリング講座 設計加工システム学研究室 福岡 俊道
E-mail: fukuoka@maritime.kobe-u. ac.jp
TEL: 078-431-6283

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