
19世紀末に成し遂げられた放射線の発見は、それまでの古典的な物質観を根底からくつがえし、20世紀に開花する現代物理学と技術革新を生み出す契機になりましたが、その一方で、それは広島と長崎の悲劇を生んだ核兵器開発につながる第一歩にもなりました。放射線自体をとっても、その功罪の両側面をいつも一緒に議論するのが常です。近年、高い精度で制御された放射線である重粒子線によるがん治療が行われるようになり、優れた成果が達成されています。EUIJ 関西が主催するこの国際講演会では、放射線発見の歴史と、放射線が物質に与える影響についての最新の科学、重粒子線を発生させる加速器の科学とそれを用いたがん治療における最新の成果が学べます。
- 日時
- 2010年12月4日 (土) 13:00 - 17:00 (受付 12:30-)
- 会場
- 神戸大学深江キャンパス総合学術交流棟1F カンファレンスホール
- 言語
- フランス語・日本語 (同時通訳あり)
- 定員
- 90名、事前申込制 (申込締切: 11月26日 (金))
- 主催
- EUインスティテュート関西 (EUIJ関西)
- 共催
- 神戸大学大学院海事科学研究科
- プログラム
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13:00- 開会挨拶
久保 広正 (EUIJ関西代表、神戸大学大学院経済学研究科教授)13:10-14:10 講演1 「放射線の発見とそのインパクト」
レミ・バリオン (フランス・ストラスブール大学教授)14:20 - 15:20 講演2 「放射線と物質の科学」
ジョンマック・ユング (フランス・ストラスブール大学教授)15:30 - 16:30 講演3 「重粒子線がん治療の成果」
安田 仲宏 (放射線医学総合研究所主任研究員)17:10- 閉会挨拶
小田 啓二 (神戸大学大学院海事科学研究科長)参加申込みは、EUIJ関西事務局 奥野 (E-mail: euij-k@org.kobe-u. ac.jp) 宛に、お名前 (フリガナ)、ご所属、ご連絡先 (E-mail等) を添えてお申し込みください。
- 問い合わせ先
- EUインスティテュート関西 (EUIJ関西) 事務局
TEL: 078-803-7221 FAX: 078-803-7223
E-mail: euij-k@org.kobe-u. ac.jp※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、アドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。