都市安全研究センター (RCUSS) オープンゼミナールは、広く社会に都市安全研究センターの活動を広く公開するとともに、関連する各分野の皆様からの報告を通じて、安全な社会としていくための研究や実践のあり方を議論しています。大学の教職員・学生のほか、安全・安心に関心を持つ市民の方々や、コンサルタントなどの民間企業の方々、自治体の消防・建築・地域関係の職員の皆様などが参加されています。
参加費は無料で、事前登録不要です。ご興味のある方は遠慮なくご参加ください。
開催概要
- 日時
- 2013年6月15日 (土) 14:00~17:00
- 会場
- 神戸市役所4号館 (危機管理センター) 1階会議室
(所在地: 兵庫県神戸市中央区江戸町97-1、TEL: 078-322-5740) - 司会
- 神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
- お問い合わせ先
- 神戸大学都市安全研究センター
(所在地: 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1、TEL: 078-803-6437、FAX: 078-803-6394) - 詳細情報
- 神戸大学都市安全研究センター RCUSSオープンゼミナール
- プログラム
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被災地の復興過程におけるエンパワメント支援の方法と課題
松岡 広路 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授、同都市安全研究センター減災人間学研究分野教授 (兼任))東日本大震災の津波被害集落の新しいまちづくり (持続可能な社会づくり: ESD) における外部支援者の役割を、フィールドワークを踏まえて考究する。被災住民の主体性・自立性・創造性を醸成する支援、住民・地元行政・外部支援者との親和的関係づくり、ボランティア活動のグラデーション (役割の変化) をふまえたコーディネート、などをめぐる実際の取り組みを省察的に検討し、ESDに求められる<実践共同体>の創成過程分析を試みる。
東日本大震災被災地におけるまちづくり支援 (仮題)
野崎 隆一 (特定非営利活動法人神戸まちづくり研究所理事、一級建築士事務所(株)遊空間工房代表取締役)2011年5月以来行ってきたことについて報告する。防災集団移転事業、漁業集落防災機能強化事業、復興区画整理事業などにおける合意形成支援。宮城県連携復興センターまちづくりワーキンググループでの活動。神戸にて毎月開催している311支援集会。被災地の活動家を招いての勉強会など。
東日本支援の現状と課題。阪神淡路の復興経験が活かされるのかについても触れたい。