子どもの理系離れが進んでいると言われています。特にゲーム機器、インターネットなどが普及し、子どもたちはますます、科学への道の第一歩である「外の世界への興味」を抱く機会を失いつつあります。
研究機関である大学という場を利用し、神戸大学、国際科学技術財団は、日常生活では体験することのできない「不思議なモノ、現象」をわかりやすく子どもたちに紹介する機会を設けたいと思います。今回は、子どもたちとその保護者の方にも、安全に十分考慮した実験を行ってもらい、能動的に参加するセミナーとすることを考えています。参加無料です。
開催概要
- 日時
- 2014年7月26日(土) 13:00~15:00
- 場所
- 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1
神戸大学 理学研究科教室、学生実験室 [六甲台第2キャンパス] - 主催
- 神戸大学、公益財団法人 国際科学技術財団
- 後援
- 一般社団法人 近畿化学協会
- 内容
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小学校5、6年生と保護者20組40人が対象。神戸大学理学研究科化学専攻、松原亮介准教授が講師を務め、化学専攻の院生ら10人が手伝って安全に実験を進めます。理学研究科の教室で簡単な説明や注意をした後で学生実験室に移動。大机5台に小学生4人ずつ陣取って実験します。
- 世界一臭い (極めて少量でも臭いがする) 化学物質の臭いを実際にかぐ。その他、食品や悪臭の臭いの素となる物質を目で見て臭いをかいでもらう。臭いという感覚をどのように人が感知するのか仕組みを理解してもらいます。
- 有機溶媒、有機物質の特徴を実験で知ってもらう。見た目が水と全く同じでも、その特徴が水とは正反対である有機溶媒が日常生活でどのように使われているか、役に立っているかを理解する。黒色インクが実は黒色の物質からできているわけではないという実験から、我々が目にしている物質は、単一物質が合わさってできた混合物であることを理解してもらいます。
- 極低温の世界で起こる不思議な現象を10個ほどの実験により体験し理解する。我々が日常生活で目にするものはあくまで温度0~30℃付近のもの。それがマイナス196℃という世界ではどのような挙動を示すのかを、まずは子どもたちに予想してもらい、そのあと実際に実験を行う。
- 参加方法
- 参加無料。事前の申し込みが必要ですので、次のいずれかの方法で申し込みを行ってください。先着順で定員が埋まり次第、締め切ります。応募多数の場合は抽選。最終締め切りは7月15日(金)です。
申し込みが定員数に達しましたので、申し込みを締め切りました。[2014年7月8日]
- ウェブ:
専用の参加申込フォームに必要事項を記入して送信を行ってください。 - FAX:
「神戸大学やさしい科学技術セミナー申し込み」と書き、親子の氏名、子どもの学年、連絡電話番号を記入してFAXを 078-803-5088 (神戸大学広報室) まで送信してください。
- ウェブ:
- その他
- 本セミナーは神戸大学理学研究科の松原准教授が国際科学技術財団の研究助成に採択されたことをきっかけに実現しました。国際科学技術財団はJapan Prize (日本国際賞) の顕彰事業の他、若手科学者の育成のための研究助成事業や一般の方々を対象とした「やさしい科学技術セミナー」の開催など、科学と技術の更なる発展に貢献する活動を行っています。
- お問い合わせ先
- 神戸大学広報室
電話: 078-803-5083
FAX: 078-803-5088
メールアドレス: ppr-kouhoushitsu@office.kobe-u. ac.jp※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、アドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。