神戸大学

第187回 都市安全研究センター (RCUSS) オープンゼミナール

2014年09月20日

都市安全研究センター (RCUSS) オープンゼミナールは、広く社会に都市安全研究センターの活動を広く公開するとともに、関連する各分野の皆様からの報告を通じて、安全な社会としていくための研究や実践のあり方を議論しています。大学の教職員・学生のほか、安全・安心に関心を持つ市民の方々や、コンサルタントなどの民間企業の方々、自治体の消防・建築・地域関係の職員の皆様などが参加されています。

参加費は無料で、事前登録不要です。ご興味のある方は遠慮なくご参加ください。

開催概要

日時
2014年9月20日(土) 14:00~17:00 (開場 13:30)
会場
神戸市役所4号館 (危機管理センター) 1階会議室
(所在地: 兵庫県神戸市中央区江戸町97-1、TEL: 078-322-5740)
司会
神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
共催
神戸市消防局
お問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
(所在地: 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1、TEL: 078-803-6437、FAX: 078-803-6394)
詳細情報
神戸大学都市安全研究センター RCUSSオープンゼミナール
プログラム
  1. 分析機器の活用による火災原因調査の支援
    尾川 義雄 (消防庁消防研究センター危険性物質研究室主任研究官)

    火災原因調査では現場の見分から多くの情報が得られ主要な調査方針が組み立てられますが、火災現場に残された物質の性状が明らかなることで、この調査方針の裏付けとなる場合があります。消防研究センターでは保有する分析機器を活用し、客観的な情報を得ることで消防本部が行う火災原因調査業務の支援を行っています。今回は火災調査支援に使用する機器及びその活用事例について紹介します。

  2. 東日本大震災を教訓とした津波被害現場で活用する消防隊水陸両用車の開発
    久保田 勝明 (消防庁消防研究センター地震等災害研究室長、神戸大学大学院工学研究科客員准教授)

    東日本大震災の津波被害現場では、消防車両が進入できなかったため、救助や消火活動を行うことが困難な状況でした。そこで、消防研究センターでは、津波被害現場に侵入可能な水陸両用車をベースとした消防車両(消防ポンプ自動車、救助工作車、救急車)の開発を行っております。現在このプロトタイプが完成したのでこれを御紹介させていただきます。

(都市安全研究センター)