地球温暖化問題に対して、国際社会は、気候変動枠組条約、京都議定書という2つの国際条約を基に対処を進めてきたが、温暖化問題の対処に効果的な国際制度・政策に合意できないでいる。その理由・背景は何なのか。京都議定書の国際制度をどのように評価したらよいのか。
この報告では、これまでの温暖化交渉の到達点を振り返り、現在の国際制度と交渉の現状について検討を行う。その上で、新興国の台頭を契機とする国際的な政治力学の変化と経済のグローバル化をふまえつつ、2015年にフランス・パリで開催されるCOP21で合意が目指されている2020年以降の国際制度・政策のあり方について考える。
開催概要
- 日時
- 2014年11月18日 (火) 17:00~18:30
- 講師
- 名古屋大学大学院 環境学研究科 (国際法)
高村 ゆかり教授 - 会場
- 神戸大学出光佐三記念六甲台講堂 [六甲台第1キャンパス]
アクセス: 阪神御影駅、JR六甲道駅、阪急六甲駅から神戸市バス36系統「鶴甲団地」行きまたは「鶴甲2丁目止まり」行きに乗車、「神大正門前」にて下車 - 参加費
- 無料 (申込み不要)
- お問い合わせ先
- 神戸大学環境保全推進センター
Tel: 078-803-5990
E-mail: cema@research.kobe-u. ac.jp※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、アドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。
- 備考
- 本講演会は神戸大学教養原論「環境学入門」のセッションを公開で行うものです。