神戸大学

池田浩士さん講演会——ファシズムの現在を生きる

2015年12月01日

ファシズムは、遠い過去のものでしょうか。あなたと、そしてあなたの生きている社会と、まったく関係のないものでしょうか。「正しく美しい」世界をつくろうとボランティア精神を発揮し、共同作業に生きがいを感じながらファシズムの魅惑に取り込まれてしまった人々は、「わたしたち」と違って愚かだったのでしょうか。ファシズムは、いまこの社会には、あなたのとなりには、あなたの心の中には、存在しないと、なぜ言えるでしょうか。現在の、そして明日のファシストにならないために、一度立ち止まって、考えてみませんか。

開催概要

チラシ (PDF形式)
日時
2015年12月1日 (火) 17時10分~19時30分
場所
神戸大学文学部B棟3階331教室
応答
梶尾文武 (神戸大学)・久山雄甫 (神戸大学)
主催
神戸大学大学院人文学研究科若手研究者支援プログラム
お問い合わせ
hartak76@people.kobe-u.ac.jp (原口)

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*事前申し込み不要・どなたさまも歓迎いたします


池田浩士さん略歴

1940年生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程修了。1968‐2004年京都大学、2004‐13年京都精華大学に在職。現在は自由業。専攻は現代文明論・ファシズム文化研究。主な著書に、『ヴァイマル憲法とヒトラー――戦後民主主義からファシズムへ』(岩波書店)、『虚構のナチズム――「第三帝国」と表現文化』(人文書院)、『子どもたちと話す 天皇ってなに?』(現代企画室)、『[海外進出文学]論・序説』、『同・第Ⅰ部 火野葦平論』、『同・第Ⅱ部 石炭の文学史』、『池田浩士コレクション』全10巻・刊行中 (以上、インパクト出版会) などがある。

(人文学研究科)