神戸大学

パネル展示「1.17記憶の回廊――阪神・淡路大震災と神大生の14年」を開催しました

2009年01月27日

都市安全研究センターは、1995年に発生した阪神・淡路大震災を振り返りながら、震災以降の神戸大学の学生たちの社会的活動を紹介するパネル展示を、1月13日から1月16日までの4日間、工学部の遊歩道「うりボーロード」にて開催しました。

1.17記憶の回廊――阪神・淡路大震災と神大生の14年

このパネル展示は、学生支援GP「地域に根ざし人に学ぶ共生的人間力」事業 (平成20年7月採択) の一環として行われ、震災の記憶を継承するとともに、震災を契機として現在まで幅広く展開してきた学生の社会的活動を、広く学内外の方に知って頂くことを目的として実施されました。

パネルの作成に際しては、学生支援GPの推進を担当する学生ボランティア支援室が呼びかけて開催した「学生コラボセッション」に参加する学生団体 (学生震災救援隊・総合ボランティアセンター・Truss・ニュースネット委員会) の他、震災犠牲者聞き語り調査会、さらには地元住民の方々の協力を得ました。パネルの作成に参加した学生たちにとっては、自分たちの活動のルーツが阪神・淡路大震災にあることを再確認するきっかけとなりました。

1.17記憶の回廊――阪神・淡路大震災と神大生の14年

展示の期間中は、「うりボーロード」に突如現れたパネルを真剣に見つめる学生や地域の方の姿も多く見られました。また友達同士で震災当時の様子を話しながら「うりボーロード」を歩く学生も見かけられ、震災から14年を経た現在の学生たちに、震災の記憶を継承する場を提供することができました。来場者アンケートには、「せっかく神戸の大学に来たので、ボランティア活動に参加しようと思いました」「あらためて災害に備えようと思いました」「大事に保管し、後生の人にも伝えて下さい」といった意見のほか、「もっと『知的』な突っ込みが欲しい」「震災のことを知る機会は意外と少ないです」という意見も寄せられました。

(都市安全研究センター・学生ボランティア支援室)