神戸大学

エジプト高等教育支援で二回目の現地調査をしました

2009年01月28日

神戸大学が三菱総合研究所と共同で実施しているJICA (国際協力機構) の提案型調査案件「エジプト・アラブ共和国『経済高度知識化へ向けた高等教育支援』」に関する二回目の現地調査を、1月17日から26日まで実施しました。

現地調査

本調査は中東地域の最高水準の高等教育機関であるカイロ大学を連携先とし、 また調査のモデルケースとして実施しています。日本の大学の知見を活かした高等教育支援を行うことを念頭において、エジプトの産業界及び高等教育機関が支援を必要とする学術分野を抽出し、日本の大学に優位性のある学術分野と比較・検討を行っています。

今回の調査では、同国政府の高等教育大臣や副大臣と面談し、プロジェクトの進捗状況について直接報告するとともに、今後の両国の協力の方向性について協議しました。また、産業界のニーズを分析するため、エジプトの企業を実際に視察しました。カイロ大学では、学長・副学長と面会して全学的協力に謝意を表するとともに、各研究所・実験室を訪問し、各学部の学部長・教授などへのインタビュー調査を実施しました。

今後の予定として、本調査結果を報告書としてまとめ、4月に大学、政府機関、援助機関、民間・産業界などから関係者を招待し、カイロ大学でディセミネーションセミナー (調査プロジェクト最終報告会) を開催する予定です。

(経済経営研究所・国際協力研究科)