神戸大学

「減災のための三大学合同シンポジウム-神戸、ジャワ島中部、四川地震より学ぶ-」を開催しました

2009年02月20日

神戸大学都市安全研究センターは2月9、10日の2日間、「減災のための三大学合同シンポジウム-神戸、ジャワ島中部、四川地震より学ぶ-」を、学内の瀧川記念学術交流会館で開きました。

阪神・淡路大震災の被災地にある都市安全研究センターが主催し、2006年のジャワ島中部震災の被災地であるインドネシア・ジョグジャカルタのガジャマダ大学、 2008年の四川大震災が発生した中国・四川省成都市の成都理工大学、および四川省地震調査局から、地震工学に関連する研究者を招いて、三大学合同で地震災害と減災について講演・討議を行いました。

三大学合同シンポジウム

9日は、太田副学長の挨拶によりオープンし、午前中にガジャマダ大学の研究者3名がインドネシア・ジャワ島中部地震の地震災害と復興のプロセスに関して講演しました。午後には成都理工大学の研究者5名と四川省地震調査局より、中国・四川地震の被害状況について講演がありました。

10日は、神戸大学から工学研究科、理学研究科、都市安全研究センターの7名の研究者が、地震の性質や被害状況、神戸市の復興の取り組み、減災について講演し、各講演の後に活発な討議が行われました。

全ての講演・討議の後、三大学の将来的な協同体制について話し合い、三大学による強固な協力関係を結び、将来の研究の協同体制を確認しました。また、三大学での合同シンポジウムを2年に1度行うことが決定され、次回は中国で行うことになりました。

(都市安全研究センター)