神戸大学

学位記授与式 (卒業式) を行いました

2009年03月26日

神戸大学は3月25日午前、神戸ポートアイランドホール (ワールド記念ホール) で、平成20年度の学位記授与式 (卒業式、修了式) を行いました。学部卒業生2731人に学士、大学院 (修士課程、博士前期課程、専門職学位課程) 修了生1294人に修士の学位が授けられました。前日の24日には、博士の学位記授与式が神戸大学百年記念館神大会館六甲ホールであり、課程博士232人、論文博士45人が誕生しています。

学位記授与式

野上智行学長は式辞で、ノーベル賞を受けたムハマド・ユヌス氏を招き、学内で3月初めにシンポジウムを開催したことを紹介しました。シンポジウム終了後、ユヌス氏が「神戸大学生は、これからの世界のために活躍できるすばらしい資質を持っている」と激賞したことを披露し、「どうぞ自信を持って活躍していただきたい」と励ましました。さらに、サブプライムローンに始まる世界の混乱に触れ、「こういう時代であるがゆえに、神戸大学のモットーである『真摯であること』にこだわってほしい」と呼びかけました。野上学長は3月末で任期が満了するため、学生に語りかける最後の機会になりました。

学位記授与式

卒業生を代表し、理学部の平野修也さんが答辞に立ち「明るい未来が待っているわけではないが、神戸大学卒業の誇りを胸に切り開いていく」と、決意を述べました。また、理学研究科の柚津慎也さんは修了生を代表した答辞で、指導してくれた先生や共に学んだ友人に感謝しました。

最後に、神戸大学交響楽団の演奏で、混声合唱団アポロンとエルデが学歌を合唱。さらに、応援団が応援歌とエールで、先輩を励ましました。

式後の会場前は、別れを惜しみあう卒業生や、先輩のお祝いに駆けつけたサークルの後輩らで、さざめきが続きました。

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