神戸大学

国際文化学研究科が南あわじ市と連携協定を結びました

2009年07月06日

神戸大学大学院国際文化学研究科は6月26日、兵庫県南あわじ市と連携・交流に関する協定を結びました。協定書の調印式は南あわじ市中央庁舎で行われ、水田恭平研究科長 (写真右) と中田勝久市長 (同左) が相互に協定書を取り交わしました。

国際文化学研究科が南あわじ市と連携協定を結びました

協定の目的は、「大学の知」と南あわじ市の「地方文化の智」が出会う共同の研究と教育の実践の場を作り、地域の国際化や地域文化の発展、国内外への地域文化発信などの課題に共同で取り組むことにあります。

南あわじ市は、歴史的にも本州と四国の結節点に位置し、瀬戸内海域の重要拠点であり、海外にも知られた淡路人形浄瑠璃などの豊かな文化を育んできた地域です。国際文化学研究科は淡路人形協会とも協力申合せを取り交わし、地方文化遺産の再評価、文化活動への協力などを通し、学術研究の推進と地域社会・文化の活性化に取り組みます。また学生、留学生と地域住民の交流を深めるとともに、観光資源の開発や外国人住民との共生などの課題に共同で取り組むことを検討しています。

今年度は、海外の研究者を招聘し、淡路人形浄瑠璃をテーマとした国際シンポジウムを秋に南あわじ市で開催します。また8月に大学院生を中心とした地域文化に関するフィールドワーク実習を実施します。このほか、南あわじ市の国際化事業「アジアこども映画祭」への協力、公立学校や生涯教育の国際理解教育への協力などの事業を予定しています。

(国際文化学研究科)