神戸大学

ユネスコ国際教育計画研究所で招待セミナーを開催しました

2010年03月03日

フランス・パリのユネスコ (国際連合教育科学文化機関) 国際教育計画研究所で2月26日、大学院国際協力研究科が実施している文部科学省の拠点構築事業「国際協力イニシアティブ」の研究成果を、アフリカの共同研究者と一緒に発表しました。本事業 (代表者: 小川啓一教授) の活動課題は「サブサハラアフリカの初等教育普及政策下における教育の質に関する比較分析」で、ケニア、ガーナ、マラウイ、ウガンダの4ヵ国を対象事例国としています。

ユネスコ国際教育計画研究所で招待セミナー風景

本セミナーは国際教育計画研究所のセミナーシリーズの一環として招待され開催に至ったものであり、研究所やユネスコ本部の教育開発スペシャリスト以外にも、在仏タンザニア大使やガーナ大使など約40名が参加されました。報告後には質疑応答が活発に行われ、サブサハラアフリカの初等教育無償化政策に対する関心の高さがうかがえました。

同セミナーは、2月22日に本国際協力研究科において、「国際教育開発セミナー」と題して日本の研究者によって報告されており、3月1日から5日まで米国シカゴで開かれる第54回比較国際教育学会の国際大会においてもアフリカと日本の研究者によって共同発表されます。

(大学院国際協力研究科)