神戸大学

イエメン女子教育プロジェクトが好例プロジェクトに選ばれました

2010年04月01日

イエメン女子教育プロジェクト

大学院国際協力研究科と (株) パデコが、2005年6月から3年半の間受託運営した国際協力機構 (JICA) のイエメン国タイズ州女子教育推進プロジェクトが、「ジェンダーと開発」の課題別技術協力プロジェクトとして、同機構のベストプラクティス・プロジェクトに選ばれました。

本プロジェクトの内容は、日本語と英語のCD-ROM (写真はカバーページ) に収録され、このCD-ROMはJICAが推進する遠隔技術協力事業であるJICA-Netのマルチメディア教材(開発途上国の政策関係者やJICA関係者のための技術協力用学習教材)として活用されることになっています。

教材のタイトルは「ジェンダー主流化への取り組みの好例-イエメン女子教育-」で、英語のタイトルは “A Good Practice of Gender Mainstreaming for Project Management: Girls' Education in Yemen”です。

本プロジェクトはタイズ州を事例に、1) 啓発活動を通じた女子教育推進キャンペーンの展開、2) 学校ならびに地域住民の協働のもと、学校助成金を通じた学校改善教育向上に向けた女子教育推進計画の実施、3) 州や郡レベルの能力向上、の三つの分野に焦点をあて、女子の就学者数を向上させるためのモデルを構築した技術協力プロジェクトでした。現在では、他州でもこのモデルを使った基礎教育支援が行われています。

(国際協力研究科)