神戸大学

フィリピン国青少年訪日団が神戸大学を訪問しました

2010年04月28日

4月26日、21世紀東アジア青少年大交流計画 (JENESYS Programme: Japan East Asia Network of Exchange for Students and Youths) において来日したフィリピン国青少年訪日団第2陣 (兵庫県) の一行が、神戸大学を訪問し、本学の学生・留学生と交流しました。

フィリピン国青少年訪日団

「21世紀東アジア青少年大交流計画」は、2007年1月、安倍晋三総理大臣 (当時) が、第2回東アジア首脳会議 (EAS) において表明した青少年交流事業です。大規模な青少年交流を通じてアジアの強固な連帯にしっかりとした土台を与えること、及び域内での青少年交流を通じた相互理解の促進を図ることにより、アジアにおける良好な対日感情の形成を促進することを目的としたプログラムで、EAS参加国 (ASEAN、中国、韓国、インド、豪州、ニュージーランド) を中心に、5年間にわたり、毎年6,000人程度の青少年を日本に招聘する交流事業です。

今回、神戸大学を訪問したのは、フィリピン国の学生21名、フィリピン教育省の引率者2名、財団法人日本国際協力センターの職員3名です。

訪日団の一行は、まず、国際協力研究科会議室において、留学生センター長中西 泰洋教授より歓迎の挨拶を受け、国際協力研究科博士後期課程の留学生ウディン モハマド バシール氏より、国際協力研究科の概要の説明を受けました。また、同席していた国際協力研究科所属の留学生が、訪日団一行の質問に答えました。

フィリピン国青少年訪日団交流

その後、一行は、六甲台キャンパスの学生食堂において、神戸大学の学生・留学生とともに昼食を楽しんだ後、キャンパスを散策しました。午後は、眺望館において、4つのグループに分かれて、神戸大学の公認サークルで国際交流・留学生の支援活動を行っているTrussの学生数名とディスカッションを行いました。ディスカッションでは、フィリピンの学生が、日本の文化や社会について、Trussの学生に熱心に質問する姿が印象的でした。Trussの学生の中には、この9月からフィリピンの大学へ留学を予定している学生もおり、フィリピンの社会や文化、宗教について質問し、互に白熱した議論を交わしていました。

さらに、訪日団一行は、留学生センターにおいて、日本文化日本事情の授業 (留学生センター副センター長實平雅夫准教授担当) を見学し、同授業を受講している留学生と交流しました。授業見学終了後には、美しい民族衣装をまとったフィリピンの学生による、歌と踊りのパフォーマンスが披露され、神戸大学の学生、留学生、教職員がパフォーマンスに見入っていました。訪日団一行は、山口誓子記念館を見学した後、バスで帰路につきました。

1日だけの短期間でしたが、フィリピンの学生、本学の学生・留学生の双方にとって、貴重な交流の機会になりました。