神戸大学

留学生のための「グローバルキャリアセミナー2010」を開催しました

2010年06月04日

留学生のための「グローバルキャリアセミナー2010」を開催しました

5月26日 (水)、留学生就職支援の一環として行われるグローバルキャリアセミナーが神戸大学百年記念館 (神大会館) 六甲ホールで開催されました。留学生センターと留学生課が主催してきた本セミナーは、今年で4回目を迎え、本学キャリアセンター、六甲台就職情報センター、神戸大学工学振興会及び神戸学術事業会の協力を得て、本学独自で開催されるものです。今年はパナソニックや京セラをはじめ、国内企業19社と兵庫労働局、神戸市産業振興局など留学生就職支援の3団体が参加し、様々な角度から留学生への就職支援を行いました。

今年のグローバルキャリアセミナーは3連続シリーズものとして開催され、まず4月22日 (木) には、中国IT関連企業訪問団の特別講演会が開かれ、「中国経済におけるグローバル人材の重要性」に関して、3名のトップ経営者による講演 (中国語) があり、その後中国人留学生との懇談会が行われました。

また、5月12日 (水) には就職のための実践講座が開かれ、日本での就職活動についての講演、企業の人事担当者による講義、本学出身の留学生の就職活動の体験談、さらにエントリーシートの書き方、面接の受け方や模擬面接など、実践的な内容を通して日本での就職活動に対する理解を深めました。

ようこそ!就活2010

その成果が現れて日本での就活に関する意識も高まり、今年の本セミナー会場には昨年より多くの留学生がリクルートスーツを着て真剣な表情で人事担当の説明を聞く場面も多く見られました。また、今回の参加者にも「外国人留学生のための就職ガイドブック~ようこそ!就活2010」が全員に配布され、今後の留学生の就職活動にも大いに役立つものと期待しています。

さらに、本セミナーと関連して、留学生センターでも日本での就職を前提にして日本語力向上を目指し、今年4月から「ビジネス日本語」の科目を開講し、教育面においても新しい取り組みを始めています。

これからも本学はひょうご大学連携推進協議会の留学生インターンシッププログラムにも積極的に参加するなど、留学生のキャリアアップのための様々な取り組みを展開していく予定です。

(留学生センター 朴鍾祐准教授)