神戸大学

「館長による図書館職員のためのラテン語教室」を開催しました

2010年06月11日

図書館職員のためのラテン語教室

神戸大学附属図書館では、法学研究科教授でローマ法を研究テーマとしている瀧澤栄治図書館長を講師として、「図書館職員のためのラテン語教室」が2週に亘り開催され、全学9図書館・室から15名が参加した。

神戸大学も、かなり多くのラテン語図書を所蔵しており、国公私立大学図書館が共同分担して構築している総合目録データベースNACSIS-CATに登録しているが、ラテン語図書の書誌の間違いについて、以前より気にかけていた図書館長の思いを反映しての研修企画となった。

瀧澤栄治図書館長

テキストは、図書館長がこの研修会のために編集・制作した『神戸大学附属図書館職員のためのラテン語入門120分』を使用した。1回目は辞書がスムーズに引けるように文法の基礎知識を、2回目はラテン語図書のタイトルページを読む実習で、どちらも書庫から集めた20冊近くのラテン語辞書を使っての研修会であった。

図書館長の巧みな講義と、ラテン語にまつわる興味深い内容に、参加した職員全員が、3回目、4回目を継続希望しており、現在、交渉中である。なお、今回の研修会は、参加者の復習や、参加できなかった職員のために、eラーニングで勉強してもらおうと全て録画しており、テキストデータと共に後日、図書館ホームページから提供する予定である。

(附属図書館)