神戸大学

関西活性化シンポジウムに福田学長が参加しました

2010年06月14日

関西活性化シンポジウム

関西活性化シンポジウム「京都大・大阪大・神戸大 3大学トップおおいに語る」が6月11日、大阪・キタの梅田芸術劇場シアタードラマシティで開かれました。神戸大学から福田秀樹学長がパネリストとして参加し、活力ある明日の関西へ向けて提言しました。

パネルディスカッションの冒頭で、福田学長は「大学間連携による関西の活性化―バイオ・医療を中心に」と題して問題提起しました。まず、関西の強みとして多様な製造業や学術・研究機関の集積を挙げ、「関西バイオメディカルクラスター」や「京都発未来創造型産業創出連携拠点」など、全国有数の産学官連携拠点が展開していると指摘しました。さらに神戸・京都・大阪の3大学連携を軸に、バイオリファイナリーの研究やスーパーコンピュータ関連の人材育成が進んでいることを紹介。そのうえで、「大学間連携のさらなる強化―個々の強みを生かした知の結集」などを提言しました。

神戸大学 福田学長

京都大学の松本紘総長は、教育・研究費の国際比較をもとに、日本が生き残るには強い科学技術が欠かせない、などと強調。大阪大学の鷲田清一総長は、文化には経済力で支える「目利き」が必要、などと話しました。また福田学長は人材育成に関連して、学長裁量経費で若手研究者を海外に派遣する制度を設けたことを紹介しました。

シンポジウムは池田泉州銀行の発足を記念して、同行のシンクタンクである自然総研が主催しました。パネルディスカッションには3学長のほか、大阪ガスの尾崎裕社長、塩野義製薬の手代木功社長、近畿経済産業局の深野弘行局長が参加。会場は約900人の聴衆で満員になり、入りきらない約360人が近くのホテルに設けた映像装置の中継に見入りました。

(広報室)