神戸大学

国際交流基金の研修生が神戸大学を訪問しました

2010年06月15日

6月9日、国際交流基金関西国際センターで日本語の研修を受けている研修生が、神戸大学を訪問しました。国際交流基金の日本語研修プログラムは、海外の各地域から、大学で日本語を学んでいる学生を招聘して約6週間の研修を実施し、日本人や日本社会に対する理解を深めるための機会を提供することを目的としたものです。

国際交流基金の研修生が神戸大学を訪問しました

今回は、東南アジア (シンガポール、タイ、フィリピン、ミャンマー、カンボジア)、南アジア (インド、スリランカ)、中南米 (メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、チリ)、東欧・中欧 (アゼルバイジャン、クロアチア、ロシア)、中東 (トルコ) の大学で日本語を学ぶ39名の大学生、及び国際交流基金関西国際センターの教職員2名が、神戸大学を訪問しました。

今回の国際交流基金の研修生訪問をアレンジしたのは、神戸大学の公認サークルで、留学生に対する支援や国際交流活動を行っている団体、Trussのメンバーです。当日は、合計23名のTrussメンバーが交流会に参加しました。

国際交流基金の研修生一行は、文理農学部キャンパスのLANSBOXにおいて、Trussのメンバーと昼食を共にした後、交流会会場に移動しました。交流会では、国際交流基金の研修生が、11のグループに分かれ、グループごとにTrussの学生にインタビューしました。各グループのインタビューテーマは、1.なぜ日本人は若く見えるのか、2.音なしの会話、3.不思議な若者、4.色々な失敗や体験を通して知った習慣の違い、5.日本の若者の恋愛、6.可愛いって、怖い、7.長生きのなぞ、8.日本人の気持ちの表現、9.日本人は本当に"NO"と言わない、10.国際結婚、11.日本の若者言葉、です。国際交流基金の研修生から繰り出される質問は、非常に鋭くかつ的を射たものが多く、研修生の日本に対する関心の深さや更に日本について勉強しようという意欲を強く感じるものでした。また、Trussの学生にとっても、改めて日本の社会や文化を振り返る、非常にいい勉強の機会になったと思われます。

国際交流基金の研修生が神戸大学を訪問しました

交流会終了後、研修生とTrussの学生は、山口誓子記念館を見学し、六甲台キャンパスを散策した後、共に三宮に繰り出し、阪神淡路大震災の記念碑を見学したり、モザイクや南京町を共に歩いたりと、楽しいひと時を過ごしました。1日だけの短期間でしたが、本学の学生・研修生の双方にとって、貴重な交流の機会になりました。

国際交流基金の研修生と本学の学生との交流は、長年続けられている恒例行事となっています。同基金の研修で、本学を訪問した学生が、神戸大学の魅力にひかれ、あらためて長期留学に来るケースもあります。今回、来学した研修生の中にも、神戸大学への留学を考える研修生がいることを期待しています。

(留学生センター)